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李大統領、北朝鮮に中国式の改革開放を促す 英紙会見

李大統領、北朝鮮に中国式の改革開放を促す 英紙会見

Posted October. 30, 2010 10:57,   

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李明博(イ・ミョンバク)大統領は29日、「韓国は、北朝鮮の挑発を防衛するための国防力を備えているが、韓半島で戦争が起こるとは考えていない」と明らかにした。李大統領は、29日付紙面に掲載された英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューで、「北朝鮮の挑発は、いつでも起こり得ると考えるため、挑発を抑止し、挑発に備えなければならないという警戒心はある」として、このように話した。

李大統領は、北朝鮮の権力世襲について、「北朝鮮はまだ、金正日(キム・ジョンイル)総書記の強力な統治下にある。そのため、急激には変わらないと見ている」との見解を示した。

主要20ヵ国・地域(G20)ソウル首脳会議を機に行われた今回のインタビューで、李大統領は、北朝鮮が中国をモデルに改革・開放に乗り出すことを求めた。李大統領は、「金総書記が度々中国訪問をすることは良いことだ考える。中国は、金総書記に『開放して国際社会に出ていけば、暮らしが良くなる』ということを示す必要がある。(金総書記が)聞くよりも見ることで変化することができる」と話した。

さらに、南北間の開発格差解消問題については、「北朝鮮が食糧援助を受け、毎年(辛うじて)持ち堪えるよりも、基本的に自生力を持たなければならない。北朝鮮が開放を通じて、経済自生力をつけていけるよう、韓国と世界が支援すべきだと考える」と述べた。

今後、北朝鮮が中国の政治的影響圏に深く編入されるシナリオと内部分裂によって崩壊するシナリオのうちどちらが望ましいと考えるかという質問には、「どちらも望ましくない。突然の崩壊に備えるよりも、段階的な統一を志向している」と答えた。

G20ソウル・サミット関連では、「世界的不均衡の問題については、慶州で予告的なガイドラインに合意することで一致したので、それに向けた進展の踏み台が設けられるのではないかと考えている」と明らかにした。しかし、貿易不均衡の是正に向けた目標数値については、「(サミットで)数値まで協議する必要はないのではないかと考えている」と話した。李大統領は28日、ベトナム訪問に先立ち、大統領府でインタビューに応じた。



yongari@donga.com