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韓国人の平均身長、もう伸びない?

Posted October. 28, 2010 08:14,   

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00年、満17歳(高校3年)の男子生徒の平均身長は、173センチだった。09年には173.8センチと0.8センチ伸びた。しかし、90年から00年までに3センチ伸びている。00年代以降、背があまり伸びていない。

日本は、すでに同様の過程を経験している。満17歳の日本人の平均身長は、48年の160.6センチから79年には169.4センチと10センチ近く伸びた。しかし、昨年(170.8センチ)までの30年間では、1.4センチしか伸びていない。日本の高校3年生の10年前の平均身長は170.9センチで、今より0.1センチ高かった。

このような現象を専門家は、「経年変化(secular trends)が停滞段階であるためだ」と説明した。乙支(ウルチ)医療院のソ・ジヨン小児青少年科教授は、「公式に研究が行われているわけではないが、遺伝学的な限界に達したと見るのが、学界の一般的な見解だ。韓国人は、アジア人の中で大きい方に属するため、限界点に達したと見られる。以前は、経済発展の速度により、生活環境や食生活が大きく変わったが、今はその影響は終わった」と説明した。

過度な学業ストレスも、成長の障害として挙げられる。ソウル江南(カンナム)のある成長クリニックの院長は、「江南地域では、思春期にあまり成長せず、病院を訪れる子どもが結構いる。勉強で精神的ストレスを受ける上、睡眠や運動不足が原因のようだ」と話した。

教育科学技術部が27日に公開した「09年学校健康検査標本調査結果」を見ると、このような現象は、江南地域の生徒にだけ該当するわけではなかった。

昨年、1日に6時間以上寝ることができない中学生は、全体の11.5%だった。高校生になれば、この割合は42%に上昇する。高校3年生は、52.4%が1日に6時間も寝ていない。1週間に5日以上運動するという回答は、中学生9.2%、高校生7.4%にとどまった。

牛乳を毎日飲むと答えた生徒は、中学生33.5%、高校生27.9%だった。その代わり、1週間に1回以上、ファーストフードを食べるという回答は、中学生56.8%、高校生60.2%だった。そのため、肥満が増えている。標準体重の50%を超過する高度肥満の生徒の割合は、06〜08年の0.8%から09年には、1.1%に増加した。全体平均の肥満度も13.2%で、08年よりも2ポイント上昇した。

健康状態も全体的に悪くなっている。左右一方の視力が、0.6以下の生徒は46.2%で、10年前より1.2倍に増え、虫歯がある生徒の割合も、72.7%と1.3倍増加した。虫歯の平均本数も、1.4本から3.1本に増加した。鼻や首の病気、皮膚病も2〜6倍に増えた。

健康診断の結果、健康に問題がある生徒も増加している。血圧に問題がある生徒は、06年より10倍増加の8.1%で、コレステロール値に問題がある生徒も9倍増加し、15%だった。また、高校1年生の女子生徒の16.8%は貧血の症状が見られた。

精神的ストレスに苦しんでいる生徒も少なくなかった。小学生9.3%、中学生11.7%、高校生の9.9%は、家出の衝動に駆られたことがあると答えた。中学生18.5%、高校生23.4%は、「家庭に問題がある」と考えていた。



kini@donga.com