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三星電子、売上は増えたものの、営業利益は減少

三星電子、売上は増えたものの、営業利益は減少

Posted October. 08, 2010 07:51,   

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今年第2四半期(4〜6月)が、三星(サムスン)電子にとって業績がピークだったことが分かった。通常、ピークと分類される第3四半期(7〜9月)の業績が、市場の予想を下回るという見通しが、7日に出たためだ。しかし、欧州を中心に、市場状況が好転しない状態で、主力のメモリー半導体や液晶表示装置(LCD)の価格が下落し、テレビなどの完成品の競争が激しいことを考慮すれば、それでも善戦したという評価が出ている。

三星電子は、四半期基準では史上最高の売上である40兆ウォンと、史上2番目の営業利益である4兆8000億ウォンの暫定的な業績を同日発表した。昨年同期に比べ、売上は11.5%、営業利益は13.7%が増加した。前四半期比では、売上は5.6%増加したものの、営業利益は4.2%減少した。今年第3四半期までの累積売上は112兆5300億ウォン、営業利益は14兆2200億ウォンが予想される。

三星電子のこのような業績は、半導体部門の市場支配力と、発売から4ヵ月間で、世界で500万台が販売されたスマートフォン「ギャラクシーS」の好調に負うところが大きい。特に、全体売上が史上最高となったのは、半導体はもとより、ほとんどの製品のグローバル市場での支配力が硬く、製品を多く販売したためだという意味だ。

証券会社各社は、全体営業利益の70%の3兆4000億ウォン程度が、半導体部門から出たと試算している。Dラムの価格が、前四半期比平均8%が下がった現状でも、最高水準の営業利益を出したのは、それだけ三星電子の半導体製造技術や能力は、ライバル会社各社の追従を許さないほどのレベルに達しているためだという。

第2四半期に、ややがっかりさせられる6300億ウォンの営業利益を出した情報通信部門は、6月のギャラクシーSの発売以後、1兆ウォンの水準に戻ったものと見られる。LCD部門は、価格下落のために、テレビは競争が激しく、営業利益が下落したことが分かった。

第3四半期の業績がこのように出たことを受け、昨年、初めて売上高100兆ウォン、営業利益10兆ウォンの「100兆—10兆クラブ」入りした三星電子は、今年、売上高150兆ウォン、営業利益15兆ウォン以上を期待できる。証券会社各社は、三星電子は第4四半期に、売上高40兆ウォン台前半、営業利益3兆ウォン台半ばの業績を出し、底を打つものと見ている。メリッツ総合金融証券の李ソンテアナリストは、「半導体価格の下落が続いているが、来年は携帯電話やテレビなどの業績が改善され、全体の業績は少しずつ好転するだろう」と話した。しかし、注目を集めた今年の全体営業利益、20兆ウォンの達成は難しい見込みだ。確定された第3四半期の業績は、29日に発表される予定だ。



sublime@donga.com