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人食いの日本軍、抵抗する徴用朝鮮人を集団虐殺

人食いの日本軍、抵抗する徴用朝鮮人を集団虐殺

Posted October. 06, 2010 07:57,   

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日本に植民地支配されていた太平洋戦争末期、南太平洋マーシャル諸島内のミリ環礁に強制動員された朝鮮人が、日本軍の「人食い事件」に抵抗し、無差別虐殺された事実が政府調査で、初めて確認された。「対日抗争期強制動員被害調査及び国外強制動員犠牲者等支援委員会」(支援委)は5日、06年から同事件に関する生存者の証言や日本政府の文書などを調査し、最近、「ミリ環礁朝鮮人抵抗事件と日本軍の弾圧真相調査報告書」を作成したことを明らかにした。

報告書によると、45年初めに、ミリ環礁には飛行場など日本軍の軍事施設の建設のため、約1000人の朝鮮人軍務員が強制動員された。米国艦艇の封鎖作戦で補給路が断たれ、食糧が不足すると、日本軍の人食い事件が起き、徴用された朝鮮人らがこれに抵抗し、虐殺されたことが分かった。

生存者の証言によると、45年初頭に日本軍が宿舎に「鯨肉」を持ってきたため、朝鮮人はこれを食べたが、数日後、近くの無人島で肉が切り取られ殺害された朝鮮人の死体が発見された。人がいなくなるのを不思議に思った朝鮮人らは、日本軍が生きた人間を殺害し、自分たちにも食べさせていたことに気付いた。

ミリ環礁内のチェルポン島に駐留していた徴用朝鮮人約120人は、監視人として派遣されていた日本人11人のうち、7人を林の中に誘い込み、殺害し、米軍に投降しようとした。しかし、翌日に抵抗計画が発覚し、近くのルコノル島にいた日本軍が、機関銃で朝鮮人100人余りを虐殺した。チョ・ゴン支援委専門委員は、「ミリ環礁人食い事件は実証に困難はあるが、情況資料と証言から推測し、事実だと判断される」と述べた。



coolup@donga.com