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中国、「金正恩氏の世襲」を黙認

Posted October. 04, 2010 07:29,   

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中国の胡錦濤国家主席が、朝鮮労働党代表者会で選出された新指導部との関係強化を約束した。中国国営新華社通信は、胡主席が2日午前、北京の人民大会堂で、北朝鮮の崔泰福(チェ・テボク)朝鮮労働党政治局員兼書記が率いる北朝鮮の閣僚級代表団と会見し、「中国共産党は、北朝鮮の新しい指導部と国際的・地域的な問題で意思疎通と協力を強化したい」と明らかにしたと伝えた。

胡主席は、「朝鮮労働党代表者会が成功裏に開催され、金正日(キム・ジョンイル)総書記が労働党総書記に再推挙されたことをお祝いする。今回の代表者会の勝利は、北朝鮮の党と人民にとって大きな政治的行事だった」と述べた。そして、「我々は、金正日総書記を代表とする朝鮮労働党の新たな中央指導部の指導の下、党と政府、人民が国家建設の部門で新たな局面を創出し、強盛大国の建設事業に成果を出すことを信じる」と強調した。

また、胡主席は、「中国共産党は中朝関係を非常に重視し、朝鮮労働党の新しい指導集団と同じ立場であることを望む。伝統を継承し、未来に向かって善隣として協力の精神を強化し、各領域で交流を拡大し、積極的に推進しよう」と述べた。さらに、「地域と国際事務で意思疎通と協力を強化し、地域の平和的な安定と共同発展を促進するためにともに努めよう」と付け加えた。

これに対して、崔書記は、「金総書記が代表者会の直後、閣僚級代表団を中国に送ったのは、北朝鮮が朝中関係を非常に重視していることを示している」と答えた。また、崔書記は、「今回の代表者会で、北朝鮮人民は金日成(キム・イルソン)主席が創造した革命事業の完成と子々孫々の継承の堅固な基礎をつくった」と伝えた。

これと関連して、一部では、胡主席が金正恩(キム・ジョンウン)後継構図を黙認したと見ることができると分析している。「韓中関係発展専門家共同研究委員会」の委員長である徐鎮英(ソ・ジンヨン)高麗(コリョ)大学名誉教授は、「胡主席の言及を積極的に解釈すれば後継構図を黙認したと、消極的に見れば北朝鮮の新指導部を受け入れたと解釈できる」と伝えた。



mungchii@donga.com