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韓国初開催のF1韓国GP、海外メディアが「間に合う?」と疑問符

韓国初開催のF1韓国GP、海外メディアが「間に合う?」と疑問符

Posted September. 30, 2010 03:03,   

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フォーミュラ・ワン・コリアグランプリ(F1韓国GP=10月22〜24日)の開幕を約20日後に控え、海外メディアが韓国大会の開催が不透明であると報じ、韓国の初のF1大会が計画通り開かれることができるかと疑問の声が上がっている。しかし、大会運営法人のKAVO(Korea Auto Valley Operation)と韓国のF1国際自動車競走大会組織委員会は「完工が当初の計画より遅れたのは事実だが、大会開催には全く問題がない」と話した。

28日、ドイツ紙ディベルトなど欧州のメディアは、「F1韓国GPが開かれる全羅南道霊岩(チョルラナムド・ヨンアム)のインターナショナルサーキット競走路の2番目の層が台風などの悪天候によってまだ覆われていない」と報道した。また、「6月に予定されていた国際自動車連盟(FIA)の最終検査が9月末に見送られたが、これもまた10月へ延期された」とし、「最終検査時までに競技場が完工されなかったら、大会開催が霧散する可能性もある」と書いた。

さらに、これまで韓国GPの無事開催に信頼を示してきたバーニー・エクレストンF1マネージメント(FOM)会長まで、現在の状況について「心配している。順調に進められているという言葉が事実であることを願う」と話した。

F1韓国GP開催に対する欧州メディアからの疑問の声が上がっているのは、今回が初めてではない。当初8月中に予想された競技場の完工が何度も見送られたからだ。

しかし、競技場建設については、一部の事実が歪曲されて海外に伝えられた影響も大きい。コリアインターナショナルサーキット競走路は現在、2層目まで舗装工事が終わり、最後の3層目の舗装だけを残している。

最後の舗装作業はつなぎ目なしに一度にアスコンを覆う工事で2〜3日かかる。最後の舗装が終わると、F1大会の前まではどの車両も入ることができない。KAVO側は9月4、5日開かれた「韓国GP・D−50」イベントのため、最後の工事を見送り、来月11日に確定された最終検査に合わせて工事日程を練っている。

最終検査が見送られた理由についても、KAVO側は、「FIA側が通報した日付があいにくにも秋夕(チュソク=旧暦の8月15日)の当日だったため、移動の際、交通渋滞などを懸念して改めて日付を決めることになった」と釈明した。

以前にもF1大会を初めて誘致した国は、通過儀礼のように似たようなトラブルを経験した。韓国GPが無事開かれれば、興行に成功する可能性も十分ある。

最大の関心は韓国GP初代チャンピオンの主人公。初の優勝者は韓国GPと関連した様々な話題を作り出す。また15ラウンドを終えた現在、1位から5位まで25点以内で角逐しているため、首位争いは韓国大会でハイライトを飾るものと見られる。



hanwshin@donga.com shjung@donga.com