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今年の白菜栽培終わる…価格高騰、年末まで続く見通し

今年の白菜栽培終わる…価格高騰、年末まで続く見通し

Posted September. 28, 2010 08:09,   

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27日、ソウル市の農水産物公社によると、この1週間、10キロの白菜一袋の卸売価格は、平均1万8260ウォンだった。昨年同期間の価格(平均4310ウォン)より4倍以上値上がりした。白菜価格が高騰した理由について、農水産物流通公社(aT)の関係者は、「今春は、4月になっても寒い異常低温現象に続き、夏は、蒸し暑い猛暑が続き、生育環境が悪かった」とし、「さらに、8月に入り、24日間も雨が降り続き、白菜が商品にならなかったためだ」と分析した。その上、今月2日、中部地方を襲った第7号の台風「コンパス」の影響を受け、気象災害に耐えた白菜まで台無しになったという。

特に、今回の白菜価格の高騰振りは、秋夕(チュソク=旧暦8月15日の節句)以降、さらに激しくなっている。27日基準で、10キロの白菜一袋の平均取引価格は2万9720ウォンと、25日の取引価格(2万2119ウォン)より34.3%、この1週間の平均価格の1万8260ウォンより、62.7%も値上がりした。

普通、秋夕が過ぎれば、野菜価格は落ち着きを取り戻すが、今年は逆の現象になっている。公社側は、「所によっては、9日間の長期連休をとり、卸売業者らが物量を確保できず、品切れとなったためだ」と説明した。

野党は、白菜価格の高騰は主要4河川再生事業と関係があるという、変わった主張を展開している。同日、慶尚南道(キョンサンナムド)道庁の会議室で、野党の国会議員を招いて開かれた政策懇談会で、民主労働党の姜基甲(カン・ギガブ)議員や民主党の崔迵國(チェ・チョルグク)議員は、「4河川事業で、川辺の野菜畑が縮小されたことが、需給や価格の高騰に大きな影響を及ぼしている」と主張した。

野菜業界の関係者や専門家らは、「白菜価格の高騰は、年末まで続くだろう」と見込んでいる。韓国農村経済研究院の朴ヨング研究員は、「今後、収穫する白菜も、大雨や台風にさらされたため、品質はよくない」と主張し、「白菜の種を撒く期間は9月初めまでで、今年の白菜の栽培は事実上、終わったも同然であり、物量を追加で確保することは、容易ではないだろう」と見込んでいる。



takeoff@donga.com manman@donga.com