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攻勢強める野党、対中弱気外交で菅内閣窮地に

攻勢強める野党、対中弱気外交で菅内閣窮地に

Posted September. 28, 2010 08:09,   

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日本は、尖閣諸島(中国名・釣魚島)紛争で、中国に事実上、白旗を上げたことにより、政界に激しい非難の嵐が吹いている。自民党をはじめ野党は、近く開かれる臨時国会で、この問題を政治争点化する態勢だ。民主党政権は、効果的な収拾案を見いだせていない。

野党が提起する問題は、△法的判断をすべき検察が、なぜ政治・外交的判断という越権行為をしたのか、△政府が釈放決定に本当に介入しなかったのか、△政府が介入しなかったとすれば、重大な外交判断を検察に押しつけたことであり、さらに問題である、△なぜ、中国人船長を初期に追放しなかったのか——などだ。

自民党は04年、尖閣諸島に上陸した中国人7人を小泉純一郎内閣が2日後に追放し、解決した前例を取り上げ、民主党政権の対応を非難した。

菅直人内閣は、始終一貫して「検察独自の判断」だと言い逃れをしているが、野党と世論は納得していない。野党の要求どおり検察幹部が国会に呼ばれた場合、菅内閣が窮地に追い込まれる可能性もある。

仙谷由人官房長官が27日、「中国の漁船が、日本の巡視船に衝突し、発生した被害に対し、中国に損害賠償を請求する」と明らかにしたことは、これを意識した強硬策とみえる。

就任し、すぐ「外交門外漢」という批判を受けていた菅首相は、今回、その弱点が浮き彫りになった。対米外交の失敗で辞任した鳩山由紀夫前首相まで、「私ならホットラインを使って解決した」と述べ、菅首相を非難した。中国と太いパイプを持つ小沢一郎元幹事長は、「私は静かにしている」と菅内閣の苦境を楽しんでいるようだ。



jkmas@donga.com