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グレッグ前大使「韓国がロシアの天安艦調査団の調査を妨害」

グレッグ前大使「韓国がロシアの天安艦調査団の調査を妨害」

Posted September. 06, 2010 08:31,   

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ドナルド・グレッグ前駐韓米国大使が、一部メディアとのインタビューで、天安(チョンアン)艦沈没事件と関連して、「韓国政府がロシア調査団の調査を事実上妨害した」と主張したことをめぐり、論議が起きている。

国防部関係者は5日、グレッグ前大使の主張に対して、「ロシア調査団を天安艦沈没の現場まで案内するなど、情報の提供に最善を尽くした。合同調査団は、調査結果の資料や水中爆発のシミュレーションの結果、情報分析の総合結果など、40の調査結果を(ロシア調査団に)提供した」と反論した。同関係者は、「ロシアの調査団は、天安艦の船体や魚雷スクリューに対して2度に渡って詳細な調査を行い、03年に浦項(ポハン)近海で回収した北朝鮮の実験用魚雷も見た」と付け加えた。

さらに同関係者は、「ロシアの調査団が、チェ・ウォンイル艦長ら生存した将兵4人と面談し、韓国側調査団と3回の合同討議も行った。彼らの反応は、合同調査団の調査結果を尊重し、沈没の原因が非接触の外部爆発ということに異議がないということだった。駐韓ロシア大使は、武官を通じて韓国政府の誠意ある調査活動支援に感謝を表明した」と主張した。

グレッグ前大使は3日、国内の一部メディアとのインタビューで、「天安艦沈没は事故である可能性がある。ロシア調査団は、すべての証拠資料に接近できず、実験をすることも許されなかったため、あきらめざるを得なかっただろう」と主張した。

国会外交通商統一委員会所属の朴柱宣(パク・ジュソン)民主党議員は5日、報道資料を出し、「グレッグ前大使の発言が事実なら、これは韓国の国際的な恥であるだけでなく、国家の信用を失墜させ、北東アジアの秩序を揺るがす途方もない国際的事件だ。政府の明確な説明がなければ、疑惑は日増しに国内外に広がるだろう」と主張した。さらに朴議員は、「来月4日から行われる国会国政監査にグレッグ前大使を証人として呼び、真偽を聴く」とし、天安艦沈没事件に対する国会真相調査委員会の再構成を求めた。



mhpark@donga.com pen@donga.com