Go to contents

中国に追い越された日本、「経済3位」転落のショック

中国に追い越された日本、「経済3位」転落のショック

Posted August. 17, 2010 03:55,   

한국어

中国経済がついに日本を追い越した。第2四半期(4〜6月)日本の国内総生産(GDP)が初めて中国に逆転され、世界2位の経済大国の座を中国に渡した。日本が1968年、ドイツ(当時西ドイツ)を抜いて世界2位の座につけて以来42年目のことだ。

16日、日本の内閣府が発表した第2四半期のGDP発表によると、日本の名目GDP(ドル換算)は1兆2883億ドルで中国(1兆3369億ドル)に比べて486億ドル少ない。第2四半期だけの実績ではあるが、中国は今年10%の経済成長率が予想される反面、日本は2%台にとどまる見通しで、第2四半期を基点に両国間経済規模の逆転が固着されるものと分析される。日本の昨年のGDP規模は5兆680億ドル(推定値)で、中国(4兆9000億ドル)にわずかな差をつけて2位の座を守った。日本は1968年当時、国家間経済力比較の指標だった国民総生産(GNP)でドイツを抜いて米国に次ぐ世界2位の経済大国に浮上した。

わずか5年前までもGDP規模が日本の半分に過ぎなかった中国が世界2位の経済大国に上がったのは、中国が同期間、年平均10%台の高度成長を記録した反面、日本はかえってマイナス成長をしたためだ。日本は05年から3年間、年平均2.1%の成長率を示したが、08年米国発の金融危機の煽りを受け、2年連続マイナス成長をした。

世界の主要マスコミは、日中の経済逆転により世界経済と政治に少なくない変化がもたらされるだろうと展望した。ニューヨーク・タイムズの電子版は同日、「中国が第2四半期に日本を追い越したのは世界がいまや中国を『経済スーパーパワー』として認めなければならない時期に来ていることを知らせる分水嶺のような意味がある」と評価した。同紙は、「中国が改革開放以後約30年間の経済成長で、英国、フランス、ドイツなどを抜いて日本まで追い越し、中国が早ければ30年に米国を凌駕するかどうかについての予測が強まっている」と付け加えた。

同紙は、「日本が1980年代の高度成長期には米国を抜くことができるという夢を見たりもしたが、その後の長期不況によって経済的・政治的影響力を失っていくだろう」と見通した。



changkim@donga.com bonhong@donga.com