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チ・ソヨン、ドイツ戦敗北も得点王への希望は続く サッカーU20女子W杯

チ・ソヨン、ドイツ戦敗北も得点王への希望は続く サッカーU20女子W杯

Posted July. 31, 2010 08:55,   

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優勝への希望は絶たれたが、「チ・メッシ」チ・ソヨン(19=漢陽女子大)にまだゴールデンボール(大会最優秀選手)受賞への希望は残っている。

韓国は29日、ドイツのボーフム・レビアパワー・スタジアムで行われた国際サッカー連盟(FIFA)20歳以下(U−20)女子ワールドカップ(W杯)準決勝でドイツに1−5で負けた。しかし、今大会を通じて世界の舞台に自分の名前を知らせているチ・ソヨンは、後半19分、見事なテクニックで挽回ゴールを決め、得点記録を伸ばした。大会7ゴールでドイツのアレクサンドラ・ポップ(9得点)に次いで得点9位。

韓国は1日午後7時、ドイツ・ビーレフェルトでコロンビアと3位決定戦(SBSスポーツ中継)を行うため、チ・ソヨンが今大会が見せているゴール感覚を維持したら、この試合で2ゴール以上決めるのも不可能でない。ゴールデンシュー(得点王)までは及ばなくてもゴールデンボールは十分可能だ。

04年大会で、当時18歳だったブラジルのマルタ・ビエイラ・ダ・シウバ(24)は、ブラジルが準決勝と3位決定戦で相次いで敗北して4位にとどまり、マルタ自身も大会で3ゴールしか入れられなかったが、幻想的な個人技と創造的なプレーが高く評価され、ゴールデンボールをもらった。

もちろん、チ・ソヨンとゴールデンシュー、ゴールデンボールのライバルのドイツのポップも侮れない。ポップは韓国との試合で2ゴールを決めるなど、今大会出場した全ての試合でゴールを決めている。

しかし、161センチの短身であるにもかかわらず、体格条件の良い他チームの選手の間を駆け巡りながら堂々とゴールを決めているチ・ソヨンにもっと視線が注がれるしかない。チ・ソヨンはスイスとのグループリーグ第1戦でハットトリック(3得点)も記録した。ドイツ戦で2人の守備を瞬時に交わし、右足で落ち着いて成功させたゴールは、この試合最高のゴールとして話題を呼んだ。

北朝鮮男子代表の鄭大世(チョン・テセ=ボーフム)もこの試合を見た後、チ・ソヨンについて「世界的なレベルの選手」と公開的に褒めた。彼は試合を見るため、競技場を直接訪れ、30日、自分のブログ(ameblo.jp/jongtaese9)にアップした「負けちゃいました(ToT)/〜〜〜」で始まる書き込みで「しかし、北朝鮮代表チームの試合の時と同様、韓国選手らの頑張る姿が誇らしかった。10番(背番号)選手が1ゴール決めたので、気持ちよく帰れた」と話した。さらに、「10番は格別。女子選手として完全にワールドクラスだ。これから注目していきたい」と付け加えた。

一方、韓国は3位決定戦でFIFA主管大会で韓国チーム史上初3位に挑む。チェ・インチョル監督は、「まだまだ挑戦は終わっていない。歴史を書き直すチャンスがまだ残っている。韓国サッカー史上、3位につけたチームはない。有終の美を飾りたい」とコメントした。



kimsk@donga.com