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北朝鮮「天安艦問題、国際社会に提起する考えはない」

北朝鮮「天安艦問題、国際社会に提起する考えはない」

Posted July. 24, 2010 08:51,   

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北朝鮮は23日、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)の会議場の内外で、天安(チョンアン)艦沈没事件に関連して韓国を非難しながらも、国際社会で天安艦問題をこれ以上提起する考えはないと明らかにするなど、「天安艦の出口」を見出そうとする様子がうかがえた。

ARFに出席したある北朝鮮筋は同日、記者団に対して、「北朝鮮は天安艦問題を国際社会に提起する考えはない。韓国側が先に取り上げなければ、我々も提起しないだろう」と明らかにした。同筋は、ARF議長声明についても、「我々は、国連安全保障理事会の声明を容認しており、あの程度ならいい。(22日に公開された)ASEANプラス3の声明のレベルなら大丈夫だ」と明らかにした。

そのうえで、「米国に会いたいが、米国は会う考えはないようだ。我々もこれ以上の緊張悪化を望まない」とも話した。北朝鮮外務省のイ・ドンイル軍縮課長も22日、東亜(トンア)日報記者に、「あちら(米国と日本)が会おうと言えば会う」と述べた。

これは、天安艦事件が国際社会で議論されればされるほど、北朝鮮としても責任問題を避けることができないため、同問題を北朝鮮軍と国連軍司令部、または、南北間で解決する問題と限定し、6者協議などの対話の局面に導くための布石とみえる。

同日のARF会議で、北朝鮮の朴宜春(パク・ウィチュン)外相は、「謝罪を求める韓国側は居直りだ」と非難したが、準備された文章をハングルでゆっくり朗読する程度だったという。政府当局者は、「北朝鮮が使う単語やトーンは、昨年や08年のARFの時よりもローキー(low key)だ」と伝えた。



zeitung@donga.com