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[オピニオン]韓米2+2会議

Posted July. 19, 2010 06:37,   

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外交通商部と国防部は今週、緊張して臨まなければならない。両省庁の能力を評価される行事が相次いで開かれるためだ。21日、ソウルで韓米外交・国防長官会議(2+2会議)が開かれ、23日には、ベトナムでアセアン地域フォーラム(ARF)が開催される。2+2会議は、韓米同盟を土台に、天安(チョンアン)艦事件を含む対北朝鮮戦略を具体化する契機になると注目される。ARFには、韓米外交長官とともに北朝鮮の朴宜春(パク・ウィチュン)外相が出席するため、「天安艦攻防」が起こる可能性がある。韓国外交は08年、ARFで、北朝鮮の応戦に押されて金剛山(クムガンサン)観光客朴ワンジャ氏殺害事件を議長声明に含めるのに失敗した。

◆李明博(イ・ミョンバク)大統領とオバマ米大統領は今年、韓国戦争勃発60年を迎え、初めて韓米2+2会議を開催することで合意した。両国の外交・安保の長が一堂に会して、韓米同盟が強力であることを対外的に誇示する会議だ。「2+2会議」という韓国の宿願がついに叶ったことで、韓米関係はいつになく良好だと言える。オバマ大統領は6月、トロントのG20サミットで、韓米同盟を「韓国と米国だけでなく、太平洋全体の安保のリンチピン(車の輪が外れないように軸にさすピン)だ」と規定した。

◆だからといって会議の開催自体に満足する水準にとどまってはいけない。米国と日本は95年、2+2会議を始めた。米国と中国間には、外交・財務長官が出席する経済戦略対話が開かれている。5月に北京で開かれた対話には、米国の官僚200人が出席した。韓米2+2会議には、実務者を合わせ100人未満の米国代表団が来る。さらに、韓米2+2会議は、現在のところ1回限りの行事だ。2+2会議の方式と規模だけを見れば、韓米関係は米中、日米関係に及ばない。

◆韓米外交・国防長官の同時会合というまたとない機会に、相応の結実を得なければならない。北朝鮮と中国に送るメッセージが重要だ。韓米が、北朝鮮の挑発を必ず戒め、中国の揺さぶりに惑わされないという意志を明らかにする会合になることを願う。2+2会議の定例化の議論も必要だ。韓米外交・国防の責任者が頻繁に膝を突き合わせれば、それ自体が北朝鮮の軽挙妄動を遮断する強力な警告になるだろう。

方炯南(パン・ヒョンナム)論説委員 hnbhang@donga.com