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取材陣に「席を外してほしい」と言って睡眠薬で自殺図る 検事接待暴露のチョン氏

取材陣に「席を外してほしい」と言って睡眠薬で自殺図る 検事接待暴露のチョン氏

Posted April. 24, 2010 03:03,   

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元検事と現職の検事100人余りに金品賄賂と風俗接待をしたと主張してきた釜山(プサン)地域の建設業者のチョン某氏(51)が23日、毒を飲んで自殺を図り、病院に緊急搬送されるなど、自殺騒ぎを起こした。

チョン氏は、同日午後釜山地裁前にある法務法人釜山(プサン)のオフィスで、東亜(トンア)日報など一部の取材陣の取材に応じ、自身が公開した検事以外にも接待を検事がいることを公開した。

チョン氏は、午後2時40分ころ、記者たちに「家族と電話をしたい」として席を外してほしいと言った。一人で残ったチョン氏は、睡眠剤を100錠くらい飲み、自殺を図ったが、直ちに倒れているのを発見した周辺の人たちによって近くの病院に搬送され、胃洗浄など応急手当を受け、30分後に意識を回復した。

チョン氏は、自殺を図った直後、「裁判所に行くと拘束されるはずだから、いっそのこと、死んでしまいたかった」と話すなど、極端な不安感に襲われていた。同日の自殺騒ぎで午後3時から釜山地裁で開かれる予定だったチョン氏に対する拘束執行停止を取り消すかどうかを判断するための尋問は、1時間ほどずれ込み、結局、裁判所はチョン氏がいない状態で弁護人を相手に尋問を行った。

さらに、チョン氏が公開した「接待リスト」に含まれていた朴基俊(パク・キジュン)釜山地検長が同日法務部に辞表を提出するなど、波紋が広がっている。法務部は、朴地検長の辞表を受理することになれば、真相究明委員会の調査結果が出ても、人事措置など適切な懲戒処分が不可能になるとして、当分辞職届けを受理しない方針を固めた。

その代わりに、名前が公開された朴地検長と韓承哲(ハン・スンチョル)最高検察庁検察部長が正常な業務遂行が困難であることを考慮し、6月以降行われる定期人事までに補職変更することを検討している。大統領令である「不正公務員の議員名職処理制限に関する規定」は、監査部署などで不正に関連して内部捜査中の際には辞表を受理できないと定めている。

一方、真相究明委員会は、大学教授など7人と検察幹部2人の計9人の委員の人選を終え、本格的な活動に着手した。成樂寅(ソン・ナクイン)委員長は、「来週明けに初会合を開き、委員兼真相調査団長である蔡東旭(チェ・トンウク)大田(テジョン)高検長の初報告を受ける予定だ」と説明した。

委員には、△朴鐘元(パク・チョンウォン)韓国芸術総合学校、△卞大圭(ピョン・デギュ)ヒュマックス代表、△申性浩(シン・ソンホ)中央日報情報事業団代表、△辛鍾元(シン・ジョンウォン)ソウルYMCA市民社会開発部長、△河昌佑(ハ・チャンウ)元ソウル地方弁護士会長など法曹界とマスコミ、文化、市民社会、経済界の関係者が含まれている。女性としては、金兌玄(キム・テヒョン)韓国女性政策研究院長と現職の女性検事では最長の経歴を持つ趙嬉珍(チョ・ヒジン)議政府(ウィジョンブ)地検高陽(コヤン)支庁次長検事の2人が委嘱された。

趙垠奭(チョ・ウンソク)最高検報道官は、「趙次長検事が含まれたのは、女性検事として検察文化をよく知っているし、もっとも厳しい物差しを適用する適任者と判断したためだ」と述べた。