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軍事訓練を指揮…側近が高速昇進…金ジョンウン氏の影響が強まる

軍事訓練を指揮…側近が高速昇進…金ジョンウン氏の影響が強まる

Posted April. 16, 2010 08:28,   

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今年、金日成(キム・イルソン)主席の誕生日である15日の関連行事で、金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継者である金ジョンウン氏の影響が大きくなっている情況がいたるところに現れ、注目を集めている。

まず、15日との関連行事で、14日夜に盛大に行われた「祝砲夜会」は、ジョンウン氏の作品であることは確実だ。北朝鮮は、昨年4月14日にも、1時間近く大規模な花火を打ち上げ、その後、「この行事を金ジョンウンが直接、組織指導した」として「偉大性教養」に活用した。

北朝鮮メディアが14日に公開した武力示威性格の軍事訓練も、ジョンウン氏が直接指揮した可能性が高い。朝鮮中央放送は、「各種の地上砲が目標物に対して強力な火力攻撃を開始し、立ち上る火の雨で敵陣は火の海と化した」と伝え、今回の訓練の主要内容が砲射撃であったことを示唆した。金日成軍事総合大学砲兵科を卒業したジョンウン氏は、衛星航法装置(GPS)を活用して、砲射撃の正確度を高める方法を卒業論文として提出し、昨年から何度も金総書記の前で砲射撃の実験を見せている。

砲射撃訓練に呉克烈(オ・グクリョル)労働党作戦部長が姿を現したのも、ジョンウン氏の影響力の増大を示唆している。呉部長は過去に、金総書記の現地指導に一度も同行したことがない人物。しかし、昨年5月に、作戦部がジョンウン氏が掌握する偵察総局に配属され、呉部長の直属の上官がジョンウン氏になった。ジョンウン氏は、後継者に指名された後、最初に偵察総局に作戦部と労働党35室を配属させ、海外スパイや工作技能から掌握した。参考に、08年12月、開城(ケソン)工業団地の通行制限の措置を主導した軍部強硬派の金英徹(キム・ヨンチョル)上将が、ジョンウン氏が掌握した偵察総局の局長に任命されたのは、南北経済協力に対するジョンウン氏の考えを間接的にうかがうことができる。

北朝鮮が14日に断行した人民軍将軍の昇進人事でも、「金ジョンウンの右腕」とされたウ・ドンチュク国家安全保衛部首席副部長が、上将昇進1年後に隊長に昇進した。最近、ジョンウン氏は、保衛部の掌握に力を入れているという。

14日の祝砲夜会の場所で、金基南(キム・ギナム)労働党宣伝扇動担当秘書が演説を通じて、「絶世の偉人の代を継承してきた幸運で、今日のような希望の祝砲を打ち上げることができる」と発言し、3代世襲の正当性を露骨に表現した。しかし、昨年の祝砲夜会について、平壌(ピョンヤン)を含む北朝鮮の住民は、「中国で高い装備と資材を輸入して花火を打ち上げるカネがあるなら、食糧でも買ってこい」と冷ややかな反応を示したと伝えられている。



zsh75@donga.com