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「潜水艇の可能性も」「1個だけ敷設、納得できない」

「潜水艇の可能性も」「1個だけ敷設、納得できない」

Posted March. 30, 2010 03:01,   

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海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」の沈没原因をめぐり、軍当局が機雷などによる外部衝撃に重点を置いて調査しているのに対し、専門家らは、外部衝撃と明らかになっても、北朝鮮の機雷なのか、韓国の機雷なのか確認することは難しいとみている。合同参謀関係者は、「北朝鮮の関与の可能性を考慮しているが、『天安』沈没当時、北朝鮮に特異な動きはなかったという点も明白な事実だ」と話した。

「天安」内部での爆発はなぜ難しいのか

海軍出身の艦艇専門家A氏は、「天安」の内部で爆発が起きたと考え難い理由を次の5つで説明した。第一に、機関操縦室に火災が発生すれば、火が上に上がるため、下にある油類タンクが爆発することは難しい。第二に、油蒸気は密閉されたパイプから伝わるため、火災で引火することは難しい。第三に、弾薬庫は火災が発生すれば、スプリンクラーが作動する。第四に、暗礁による亀裂では、あのようにはやく沈没しない。第五に、乗員が意図的にテロを起こした可能性も低い。

②内部の爆発で真っ二つになることは難しい

ソウル大学造船海洋工学科の金龍煥(キム・ヨンファン)教授は、「事故の例や関連実験を分析した時、艦艇内部の油蒸気などの爆発事故で、1200トン級船舶が真っ二つに割れて沈没したケースはなかった」と話した。韓国科学技術院(KAIST)海洋システム工学科のシン・ヨンシク教授は、「内部の爆発では局部の損傷が起きるだけで、一瞬にして船が真っ二つに割れることはない」と指摘した。

このため、専門家らは、機雷の接触を最も有力な原因とみている。韓国海洋研究院の李版黙(イ・パンムク)責任研究委員は、「機雷が艦艇の下の一定距離で爆発すれば、瞬間的に大きな空間が生じ、これにより艦艇が二つに割れる可能性がある」と話した。

③機雷なら、南北のどちらのものか

海軍出身のB氏は、「海軍が、機雷の爆発実験、機雷敷設、機雷探知訓練を例年実施するが、主に慶尚南道鎮海市(キョンサンナムド・チンヘシ)沖の指定された区域で実施する」とし、韓国の機雷ではないと話した。A氏は、北朝鮮が朝鮮戦争の時に敷設した機雷の可能性について「『天安』が沈没した場所は、以前も高速艇や漁船が通った場所だ」と反論した。

このため、A氏は、北朝鮮港湾に敷設した防御機雷が流れたか、北朝鮮の潜水艇が機雷を敷設した可能性を提起した。浮遊機雷の場合、国際法に敷設24時間後に自爆するよう設計が規定されており、北朝鮮の国際法違反が問題になる可能性がある。しかし、B氏は、「潜水艇が機雷を敷設したなら、なぜ1つだけ敷設したのか疑問であり、浮遊機雷ならレーダーに感知されただろう」と話した。北朝鮮の関与を立証するのは、それだけ難しいという話だ。



zeitung@donga.com