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「北朝鮮ミサイルの対応、韓半島BMD計画は必要」

「北朝鮮ミサイルの対応、韓半島BMD計画は必要」

Posted February. 22, 2010 09:25,   

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——2010「4年ごとの国防計画見直し」(QDR)の核心メッセージは何か。

「韓米同盟関係の持続的な変化と関連した重要な内容を含んでいる。合同防衛態勢で、今後、韓国軍が占めることになる主導的な役割についての内容も含まれている。このすべての内容は、戦時作戦統制権(戦作権)返還の過程で具体化される内容だ。また、両国の同盟関係が韓半島だけでなく、地域問題はもとより世界的レベルの問題まで扱うなど、役割が拡大している」

——在韓米軍の海外移動の可能性が問題となったが…。

「QDRを読む時に最も念頭に置くべき重要な内容は、韓半島の防衛が現在の在韓米軍の最重要任務であり、今後も変わらないという点だ。QDRでは、戦略的柔軟性という単語は直接的に使われなかった。しかし、同盟関係が持続的に変換していくという点は指摘されている。米国は、兵力を直面する脅威に合わせて、より一層柔軟に対応して機敏に動かせることを望んでいる。韓国と米国も、挑戦に対して兵力を適切に対応させる案を議論している。戦略的柔軟性という表現に対して『大きな恐れ』があることは承知している。そこから特定目的の政治的な討論がなされる傾向もあるが、両国の同盟関係の発展を考えると、常に有益というわけではない」

——韓半島の有事の際、米地上軍の増員遅延の可能性が論議になっているが…。

「ロバート・ゲーツ長官とマイク・ミューレン合同参謀議長が聴聞会で発言した要旨は、アフガニスタンとイラクで起こっている2つの戦争のために、初期の地上軍派遣が遅れ、空軍と海軍力に依存する状況を説明したものだ。しかし、米空軍と海軍は十分な戦闘能力があり、(戦闘に臨む)韓国地上軍を補完する役割をするだろう。2つの戦争が成功的に終結すれば、米軍兵力は再設定されるだろう」

——韓国を弾道ミサイル防衛(BMD)関心表明国に分類したが…。

「韓国が、ミサイル防衛計画の重要なパートナーだとQDRに明示したことは事実だ。BMDの能力を研究する過程で、韓半島地域をこの計画に参加させることが、ますます重要な資産になっており、韓国政府とともに、同地域で持続的に協力したい。韓国がどんな能力を望み、どんなシステムを具体化するのかを知ることは、同盟の重要な資産だ。現在、すべてのことが進行中だ。同盟として、協力を通じて私たちはさらに強力なパートナーシップの構築を図り、最終段階で両国がいずれも満足する防衛体制を整えることが重要だ」

——公式に議論を始めたのか。

「韓国政府と様々なステージで長い間議論をしている。新しいニュースではない。また、韓半島が直面した危機状況や北朝鮮の挑発可能性を考えれば、北朝鮮はさらに進んだミサイル能力を開発してくるため、この分野は持続的な議論と協力が必要だ」

——戦作権返還の時点について再び議論が始まったのではないか、という観測があるが…。

「この問題は、持続的な議論を要する課題だ。返還が実現するために必要な戦力の増強がどの程度できているのか議論しており、定期的な議論が必要な課題だ。現在までの協議の過程に照らして、2012年4月の返還を確信している。韓国軍が必要なすべての能力を保有し、合同軍事の能力も備えることができると考える」。

——北朝鮮の最も脅威的な分野を指摘するなら。

「北朝鮮が保有する脅威について、様々なシナリオを通じて、様々な方法で対処している。北朝鮮が保有する一つの特定兵器システムが脅威的であるとか、あるものはそれほどでもないとかいう形では答えたくない。北朝鮮には、短距離ミサイルがあり、中距離ミサイルもあって、韓半島全域を射程内に収めているが、米国には届かない。しかし、だからといって、それが米国に脅威にならないとはいうわけではない。韓米両国は同盟国だ。地域の安定を害し、韓半島を脅かすのは、米国の安全保障の脅威でもある」

——北朝鮮が2度の核実験をし、核保有国の地位を認めるように言っているが…。

「私たちは北朝鮮を核保有国と認めない」

——事実上、核保有国と見ることができるのではないか。

「(声に一層力を入れて)私たちは、彼らを核保有国とは認めない」



triplets@donga.com