Go to contents

ウェブハード会社に「わいせつ物流布罪」を初めて適用

ウェブハード会社に「わいせつ物流布罪」を初めて適用

Posted January. 28, 2010 09:20,   

한국어

成人向け動画などわいせつ物の管理をずさんに行ったウェブハード会社に対し、初めてわいせつ物流布罪が適用された。警察はこれまで、複数のウェブハードやファイル共有(P2P)サイトが、法律の目をかいくぐり、形ばかりのフィルターリングシステムを備え、無差別にわいせつ物を広めた情況をつかんだものの、わいせつ物流布ほう助罪のみ適用し、軽処罰にしてきた。

ソウル江南(カンナム)警察署・サイバー捜査隊は26日、「Gウェブハード」会社代表、ソ某容疑者(37)に対し、わいせつ物流布や青少年性保護法違反などの容疑で、拘束令状を申請したと、27日明らかにした。警察関係者は、「検察の指示を受け、ウェブハード会社代表に、初めてわいせつ物流布罪を即座に適用することを決めた」とし、「ネットを通じてのわいせつ物の流通は、危険な水準にまで達しているというのが、検察や警察の判断だ」と話した。

警察によると、Gウェブハードは、利用者らが成人認証の手続きを踏まなくても、わいせつ物を掲載したり、ダウンロードできるようにしており、大勢の青少年らが利用している。Gウェブハードは特に、「わいせつ動画」や「セックス」、「小学生」などの検索語を使用できないように設定すべき機能をずさんに管理し、わいせつ動画や青少年が登場するわいせつ物も1000件以上流通させた。ソ容疑者は、ネット上で集めた数十万件のわいせつ物をGウェブハードにアップロードするなど、積極的にわいせつ物を流布させてきた。

ソ容疑者は、警察による取調べで、「システムをアップグレードしながら、成人認証などいくつかの装置を誤って見落とした」と供述したという。警察関係者は、「わいせつ物の管理を徹底すれば、利用者数が減るため、多くのメーカーでは、わざと検索語の制限やダウンロード制限などのフィルターリング機能をずさんに運営している」とし、「今回の捜査をきっかけに、わいせつ物流布を巡る責任のあるウェブハード各社に対し、厳しく処罰するつもりだ」と語った。



minki@donga.com zozo@donga.com