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SAT問題紙、またも流出

Posted January. 25, 2010 09:05,   

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米国とアジアの時差を利用した米大学進学適性試験(SAT)の不正行為が警察に初めて摘発されたことを報じた東亜(トンア)日報の報道後、警察捜査が拡大している中、23日に行われた試験でもSATの問題紙流出事件が起こった。これは、SATの問題流出が語学学校を中心に日常的に起こっているという事実が確認されたことを意味し、波紋を呼んでいる。

ソウル水西(スソ)警察署は24日、23日に京畿道加平(キョンギド・カピョン)の某中学校で行われたSAT試験で、直接試験を受けて問題紙を流出させた容疑で、R語学学校講師のチャン某容疑者(36)と、チャン氏が10万ウォンずつ渡して雇用したチャ某容疑者(24)ら大学生3人を緊急逮捕し、調査中だと明らかにした。チャン容疑者に対しては25日、拘束礼状を申請する予定だ。

彼らは当初、江原道横城(カンウォンド・フェンソン)の某高校で試験を受ける予定だったが、当日、加平の中学校に試験場所を変えた。R語学学校は昨年、時差を利用してSATの試験用紙を流出させたE語学学校の金某講師が現在所属している語学学校だ。

警察によると、チャン容疑者らは、事前に問題紙の流出を共謀し、各自が担当する部分を破り取ったり、工学用計算機に入力する手法で、試験問題を流出させた。国内のSAT試行機関である米国教育評価院(ETS)によると、彼らが試験問題を流出させたのは今回が4度目だ。彼らは、昨年10月、11月、12月の試験を受け、同じ手法で問題紙を流出させたと発表された。ETSは、チャン容疑者が問題紙を流出させた事実を昨年12月に確認しても、積極的に対応しなかった。しかし最近、韓国でSAT試験問題流出事件が起こったことで、ETS本社が21日、セキュリティ担当の役員を韓国に派遣し、試験当日の23日、警察に彼ら4人を捜査依頼するなど、積極的な対応に出た。

警察の調査で、チャン容疑者は、「受講生の授業の資料に活用しようと試験用紙を持ち出した」と供述した。しかし、警察は、彼らが時差を利用して、米国にいる留学生に試験用紙を伝えた可能性もあると見て、チャン容疑者のノートブックなどを家宅捜索し、追及している。



minki@donga.com