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小沢幹事長、政治生命最大の危機

Posted January. 15, 2010 08:09,   

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日本民主党政権の最大実力者である小沢一郎幹事長に対する検察の家宅捜索が波紋を呼んでいる。政権スタート後、最大危機を迎えた政府与党は、超緊張状態で事態の推移を注視しており、自民党は大々的な攻勢を準備している。小沢氏の政局掌握力が落ちる場合、彼が主導している永住外国人に地方参政権を付与する法案が影響を受けるという憂慮も出ている。

検察が電撃的に政権の心臓部に入り込んだことで、内閣と民主党は衝撃を受けた。世論が急激に悪化し、政権が総体的危機に陥るのではないかという不安感が政府与党を覆っているが、誰もあからさまに小沢氏を批判できない状況だ。小沢陣営が死活をかけて対応しているため、むやみに発言しては、小沢氏から「お咎め」を受けるかもしれないためだ。

鳩山由紀夫首相は13日夕方、家宅捜索の報告を受け、「ああ・・」とため息をつき、「検察の判断で行われたことなので、コメントする状況ではない」と発現を控えた。鳩山首相は14日には、小沢幹事長の交代の可能性を一蹴し、「内閣も一致団結し、民主党も全党一丸となって、こういう事態を乗り越えるために頑張るしかない」と語った。与党が分裂した姿を見せれば、予算案や法案処理だけでなく、政局運営が困難になるという危機意識を持っているようだ。

野党第一党の自民党は、小沢氏の議員辞職勧告決議案を検討するなど、総攻勢をかける方針だ。谷垣銍一総裁は、「可能なあらゆる手段を駆使して真相究明に努めたい」と話した。自民党と公明党の幹事長が緊急会合を開いて対応を協議するなど、総選挙後疎遠になっていた両党が、対与党共同戦線を展開する様相だ。18日に開かれる定期国会は、与野党激突の場になるものとみえる。

一部メディアは、小沢氏が原資不明の金で購入した土地が、すでに伝えられている3億4000万円を含め計10億円台に達するとして、追跡報道をしている。小沢氏の元会計秘書である石川知裕衆議院議員の元秘書は、小沢氏側が昨年、政治資金関連資料を隠したと暴露した。

検察の家宅捜索を受けた政治家の多くが逮捕されたという前例から、小沢氏の政治生命が最大危機に瀕したことは明らかだ。家宅捜索だけでも、小沢氏の政局への影響力はかなり萎縮するものとみえる。民主党と内閣の一部反対論者を説得し、小沢氏が意欲的に推進している在日韓国人など永住外国人に地方参政権を付与する法案の定期国会通過も影響を受けるものと憂慮される。



jkmas@donga.com