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「歴史の証人」がまたもや…

Posted January. 04, 2010 08:22,   

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日本軍慰安婦の被害者として昨年12月、大腸ガンの手術を受け、闘病していた金スンアクさん(写真)が2日、慶尚北道慶山(キョンサンブクド・キョンサン)の自宅で亡くなった。享年82歳。

1928年、慶山で生まれた金さんは、1943年、就職ができるという甘言に騙され、中国ハルビンや内モンゴルに連れられ、北京の日本軍慰安所で2年間余り、慰安婦として働かされながら苦難を経た。1946年に帰国した金さんは、01年、日本軍慰安婦による被害者として登録し、韓国挺身隊問題対策協議会が行う集会や国会証言などを通じ、日本軍慰安婦の実状を、国内外に知らせる活動を行ってきた。08年は、慰安婦としての人性を顧みた著書「私の気持ちは誰も分からない」を発売した。

金さんの死亡により、政府に登録されている慰安婦被害の生存女性は88人のみ残るようになった。市民社会団体葬として行われる金さんの葬式は4日午後7時半、大邱市中区壽洞(テグシ・チュング・スドン)クァク病院の葬式場で告別式を行った後、慶尚北道永川市清通面(ヨンチョンシ・チョントンミョン)の大韓仏教・曹溪宗(チョゲジョン)の銀海寺(ウンへサ)で樹木葬として執り行われる。



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