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NATO、アフガン派兵国会議に韓国を初めて招待

NATO、アフガン派兵国会議に韓国を初めて招待

Posted December. 22, 2009 09:28,   

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米国主導の欧州地域の集団安全保障機構である北大西洋条約機構(NATO)が、来年に開かれるアフガニスタン派兵国会議に韓国軍の代表を公式に招待したことが確認された。韓国軍がNATOの公式招待を受けたのは創軍以来初めてであり、来年7月のアフガン派兵を機に、韓国軍とNATO間の軍事における協力が本格的に推進されるものとみえる。

21日、複数の政府情報筋によると、最近、NATO傘下の軍事委員会は、アフガン派兵国間の任務調整をし、協力体制の強化に向けて、来年上半期に開催される軍事部門会議に韓国軍代表を派遣するよう韓国政府に要請してきた。韓国軍代表は将官クラスになるもようだ。

同情報筋は、「アフガンに派兵される韓国軍が、NATOが指揮するアフガニスタン国際治安支援部隊(ISAF)の作戦統制を受けるため、韓国軍の代表が派兵国会議に出席する予定だ。韓国軍が初めてNATO加盟国とアフガン派兵を含むテロとの戦いなどの全世界的な安保懸案を話し合う席になるだろう」と強調した。これを機に、NATOパートナーシップの韓国軍の参加など、軍事的連携活動が加速するだろうと同情報筋は伝えた。また、韓米軍事同盟を軸に維持されてきた韓国の軍事外交の外縁が、欧州などの西欧地域全般に広がる一方、韓国軍の地位を向上する契機になるという期待も出ている。

別の情報筋は、「現政権発足後、韓米同盟が『包括的戦略同盟』に引き上げられ、韓国がアフガン派兵や大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)への全面参加を決定するなど、国際安保協力に積極的に参加したことで、NATOの韓国に対する評価が変わりつつある」とし、「韓国が、来年に海外派兵常設部隊を創設するなど、国際舞台で活動領域を広げれば、今後NATOが主導する全世界的な安保活動に参加する機会と幅が拡大するだろう」と話した。

NATOは1949年、ソ連による西欧の共産化を防ぐために米国主導で創設され、今年4月、クロアチアとアルバニアが加入した。現在の正式加盟国は28ヵ国。



ysh1005@donga.com