「子供の履歴を洗浄しないで」

「子供の履歴を洗浄しないで」. November. 11, 2009 08:39. isityou@donga.com. 「私が生まれた日も、生まれたところも全て事実ではありませんでした。私の産みの母親が、私を生んでまもなく捨てたことも、父親が私を保育所に預けた後、『産みの父と母が一緒に暮らす可能性はない』と主張したこともうそでした。養子縁組の書類を書き換えることが、養子縁組によって海外に送られる人々にどれだけ大きな苦しみを与えているか分かりますか」 １０日、国会・議員会館で開かれた「養子縁組の促進や手続きに関する特例法の改正のための公聴会」に主題発表者として出席したジェイン・チョン・トレンカー氏（３７）は、「『児童洗浄（child　laundering）』は止めてほしい」と訴えた。 トレンカー氏は、「養子縁組によって海外に送られる児童の多くは、養子縁組の際に、すでに戸籍があるのに、養子縁組機関で孤児としての戸籍を新たに作り、里親に送っていたことが確認された」と言い、「戸籍を新たに作る過程で、児童の身元情報が消え、養子縁組児童のうち、家族に会える割合は２．７％に過ぎない」と話した。 トレンカー氏の場合、養子縁組機関が最初に持っていた書類には、「父親が怒って子供を投げつけ、体の状態が非常に悪い」と記されていたが、里親が受け取った書類には「健康な子、子育ての過程では問題なし」と書かれていた。トレンカー氏は、「子供の誕生日を、産みの母親が話した日付と異なるように書くケースも多い。養子縁組機関が子供の身元情報を勝手に変えることができないようにすべきだ」と訴えた。氏は昨年、このような内容を国民苦情処理委員会にも提出している。