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韓・ベトナム「戦略的パートナーシップ」に格上げ 貿易額200億ドルに拡大へ

韓・ベトナム「戦略的パートナーシップ」に格上げ 貿易額200億ドルに拡大へ

Posted October. 22, 2009 08:06,   

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韓国とベトナムの関係が従来の「21世紀における包括的パートナーシップ関係」から、「戦略的な協力パートナーシップ関係」へと格上げされた。ベトナムを訪問している李明博(イ・ミョンバク)大統領とグエン・ミン・チェット・ベトナム国家主席は21日、ハノイの主席宮殿で首脳会談を行い、「韓・ベトナム間の戦略的協力パートナーシップの構築のための共同声明」を採択した。ベトナムが戦略的協力パートナーシップ関係を結んだ国は、中国やロシア、インド、日本に次ぎ、韓国が5番目となる。

両首脳は、外交や安保、国防分野における協力や対話の増進を図るため、外交次官を首席代表とし、関係省庁が参加する年例次官級戦略対話を新設することにした。また、軍事面での交流も活発化させることで一致した。李東官(イ・ドングァン)大統領府広報首席は、「戦略的な協力パートナーシップ関係とは、政治や経済、人的、文化的な交流まで含めて、全面的な協力パートナーシップ関係に向かうことを意味する」と話した。

また両首脳は、昨年の100億ドル水準の両国の交易規模を、15年までに200億ドルに拡大することに合意した。さらに、ベトナムが国の事業として推進している紅江をめぐる開発事業やホーチミンーニャチャン間の高速鉄道の複線化、ホーチミンー芹苴間の高速鉄道の新設事業に、韓国企業の参加を保障することを、共同声明に盛り込んだ。

紅江を巡る開発事業は計70億ドル規模に上り、李大統領は05年、ソウル市長として事業開発計画の樹立を支援した経緯がある。ホーチミンーニャチャン間の高速鉄道の複線化事業は90億ドル規模で、ホーチミンー芹苴間高速鉄道の新設事業は現在、予備の妥当性調査が進められている。

両首脳は、さらに6者協議を通じて、韓半島非核化の実現に向け共に努力することで合意した。

李大統領は22日、カンボジアのプノンペンに向かい、フンセン首相と首脳会談する。



ngari@donga.com