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わざと交通事故起こした10代、それらを利用した医師

わざと交通事故起こした10代、それらを利用した医師

Posted September. 08, 2009 08:45,   

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昨年8月21日午前5時ごろ、中学と高校の先輩と後輩の間柄である李某容疑者(19)ら4人は、ソウル広津区中谷洞(クァンジング・チュンゴクドン)のある市場前の道路沿いの車の中で息を殺して待ち伏せていた。

4人が待っていたのは道路の中央線を越えて走る車。この道路は片道1車線の狭い道路だが、道端に止まっている車が多く、中央線を超えざるを得ないことに目をつけた。午前5時20分ごろ、1台のタクシーが中央線を超えて走ると、李容疑者は素早くエンジンをかけて走りだし、タクシーと正面衝突した。4人は周辺の整形外科で頚椎捻挫などによる2週間の診断を受け、全員入院し、示談金として428万ウォンを受け取った。彼らはこの周辺の特定病院に、バイク事故で入院する青少年が目立って多いことを不審に思った警察の捜査によって尻尾が捕まった。

金をせびるためにわざと交通事故を起こした後、金を受け取った10代少年らと、病院の収益のため、彼らを入院させ、保険金目当ての詐欺を手助けした医師らが集団で警察に摘発された。

ソウル地方警察庁・経済犯罪特別捜査隊は7日、故意に事故を起こし、保険金を受け取った容疑(詐欺)で、李容疑者など61人を在宅起訴した。起訴された61人は普段から学校の先輩と後輩の間柄だったり、中浪区(チュンラング)周辺で、一緒にバイクでの宅配バイトをしながら親しくなった間柄だった。

彼らは07年6月から今年3月にかけて、計46に渡り、故意の交通事故を引き起こし、1億2000万ウォンを手にしたことが明らかになった。彼らの中には計11回にわたって、保険金目当ての詐欺を起こした10代も含まれていて、犯行に有利な場所などを共有するなど、組織的に保険金目当ての詐欺事件を起こしたと、警察は説明した。

彼らは、法規違反の多い道路で待ち伏せていて、違反車両が現れると、わざと事故を起こすやり方で、保険金目当ての詐欺を行った。アン某容疑者(17)や李某容疑者(17)は、昨年7月6日、中浪区面牧洞(ミョンモクドン)の一方通行の路地で待ち伏せていて、逆走行で入ってきた貨物車に、自分のバイクを故意に衝突させた。2人は「行きつけの病院」で2週間の診断を受け、入院した後、示談金として375万ウォンを受け取った。

警察はまた、10代の少年たちがうその事故を起こしたことを知りながら、病院の収益のために入院させ、保険金を受け取ることができるように手助けした容疑(詐欺幇助)で、朴某容疑者(61)など、病院の医師3人を在宅起訴した。



firedy@donga.com