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先進諸国の成長率が高騰 韓国輸出に追い風?

先進諸国の成長率が高騰 韓国輸出に追い風?

Posted September. 08, 2009 08:45,   

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米国や欧州連合(EU)、日本など、主要先進国の経済が予想より早いスピードで改善され、韓国経済に追い風として働くだろうという期待が高まっている。主要輸出相手国である先進諸国の経済回復は、輸出への依存度の高い韓国経済の立ち直りに大きく貢献するものと見られる。

企画財政部が7日にまとめた、「最近の経済動向(グリーンブック)」と題した報告書の中で、「米国やEU、日本など主要先進国の第2四半期の成長率は前年比大幅に改善し、景気回復への期待が高まっている」とし、「日本やドイツ、フランスなどは5期ぶりの前期比プラス成長を記録した」と明らかにした。

日本の第2四半期の国内総生産(GDP)の伸び率(前期比)は0.9%と、4期連続マイナス成長を記録した後初めてプラスへと転じた。特に、自動車や半導体が中心の鉱工業生産の伸び率が目立った。

EUは第2四半期はマイナス0.1%の成長を記録し、5期連続のマイナスを記録したものの、第1四半期(マイナス2.5%)よりは経済成長率の減少幅が減った。EUにおける8月の購買管理者指数(PMI)は50.0%を記録し、15ヶ月ぶりに基準値を回復した上、景気信頼指数(80.6)は5ヶ月連続して上昇した。

米国の第2四半期のGDPの伸び率(前期比の年率)はマイナス1.0%と、第1四半期(マイナス6.4%)より減少幅が一段と縮まった。7月の産業生産は、中古車への補償制度の影響を受け、自動車産業が好調を示したことを受け、08年10月以降初めて前月比増加(0.5%)へと転じた。米連邦準備制度理事会(FRB)は最近公開した8月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会議録の中で、「米国の経済低迷は底を打ちつつあり、今年下半期以降、(経済)成長は再開されるだろう」と明らかにした。

一方、韓国の8月の経常収支の黒字は15億ドル(1兆8600億ウォン)前後にとどまるものと見込まれる。これは6月(54億3000万ドル)と7月(44億ドル)の黒字額より大幅に減少したものであり、輸入が増えたことを受け、8月の貿易収支の黒字が17億ドル(予測値)に止まったのが主な原因だ。



lovesong@donga.com