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東南アジアの北朝鮮食堂、休業の本当の理由は?

東南アジアの北朝鮮食堂、休業の本当の理由は?

Posted September. 05, 2009 08:15,   

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「北朝鮮の食堂が休業した本当の理由は、女性従業員の風紀紊乱?」

この数ヵ月の間、タイ、カンボジア、ラオスなど東南アジア各国で営業していた北朝鮮の食堂約10ヵ所が相次いで休業した。「平壌冷麺」「クロマメノキ酒」など、北朝鮮の伝統料理を売るこの食堂は、北朝鮮が運営するドル稼ぎの窓口だ。香港の時事雑誌「亜洲週刊」の最新号は、北朝鮮の女性従業員が韓国や日本の観光客と馴れ馴れしくしていたところ、上部から厳しく叱責されたと報道した。一部の女性従業員は観光客や駐在員らと付き合ったり、性的な関係まで結んだことが分かったという。

北朝鮮の管理当局は、女性従業員が民族のイメージを損ねたとして、問題を起こした従業員に対しては北朝鮮に強制送還して処罰していると、雑誌は伝えた。これと共に、食堂の従業員の中で一部がビザの満了で不法滞在者に転落し、地元の当局の監視まで厳しくなったため、一時休業に入ったという。これらの食堂の公式の休業の理由は、金融危機による顧客の減少だ。

こうした状況を受け、1ヵ月前、北朝鮮内閣傘下の常設機関として昇格し、北朝鮮料理の世界化に乗り出している北朝鮮の朝鮮料理協会が浄化の任務を引き受けた。協会は最近、海外の各地域に散在している北朝鮮の料理店にサービス規則を通知し、従業員に徹底させることを指示したという。東南アジアの北朝鮮の食堂は、主に大勢の韓国人や日本人が訪れる観光地などに位置しているため、旅行客の必須コースの一つだ。食堂には芸能人顔負けの美貌を持つ20代前半の北朝鮮の女性らが従業員として働き、楽器や踊りを活用した多用な公演を披露している。



mungchii@donga.com