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50年の韓国は「老人の国」、人口の4割が65歳以上に

50年の韓国は「老人の国」、人口の4割が65歳以上に

Posted July. 11, 2009 03:00,   

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韓国人口は18年から減り始め、50年になれば、現在より641万人が減少する見通しだ。また、65歳以上の老人人口は、現在は10人中1人の割合だが、50年は10人中4人に増加することになる。統計庁は10日、「世界人口の日」(7月11日)を迎えて、国連がまとめた「世界人口を巡る見通し」をもとに、未来の人口の変化を予測した「世界及び韓国の人口現状」と題した資料を発表した。

1日現在、世界人口は68億2900万人だが、05年は91億5000万人と、34.0%増える見通しだ。しかし、韓国は同期間、4875万人から4234万人へと641万人(13.2%)減ることになる。韓国の減少比率は同期間、同じく人口減少を経験する35ヵ国のうち18番目と高い。経済協力開発機構(OECD)の加盟国では、日本(マイナス20.1%)やポーランド(マイナス15.9%)、ドイツ(マイナス14.2%)に次ぎ4番目となる。

このように人口が減少する背景には、小子化による低い人口の伸び率がある。05年から10年にかけて世界人口の年平均伸び率は1.18%。先進諸国は0.34%なのに対して、韓国は0.30%に過ぎない。

世界最低水準の出生率や医療技術の発達を受け、韓国人口の高齢化は急速に進むものと見られる。65歳以上の構成比は、10年の11.0%から05年は38.2%へと急増する。

特に、80歳以上の高齢人口の割合は同期間、1.19%から14.5%へと急増する。韓国の中位年齢(全人口のうち真ん中にいる人の年)も、09年の37.3%から05年は56.7歳へと上がる。56.7歳は世界平均(38.4歳)のみならず、先進国(45.6歳)と比べても高い水準だ。それだけ、町で子供を目にすることは難しくなり、老人が溢れる社会になる。



lovesong@donga.com