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960人流血事態、解雇恨んだ漢族のデマが発端 英紙報道

960人流血事態、解雇恨んだ漢族のデマが発端 英紙報道

Posted July. 07, 2009 08:23,   

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大規模流血事態を招いた中国ウイグル族の暴動は、工場から解雇されたある漢族労働者がまいた「デマ」が、漢族とウイグル族の長年の葛藤を増幅させて起こったと、英タイムズ紙が6日付で報じた。

同紙によると、今年5月と6月に、広東省韶関にある旭日おもちゃ工場にウイグル族約800人が就職した際、解雇された漢族労働者のチュ某氏は、自分がウイグル族のために会社から追い出されたと思い、恨みを抱くようになった。

チュ氏は先月16日、「西北から来た(ウイグル族)6人が、工場で漢族女性2人に性的暴行をした」という内容をあるネットサイトに書き込んだ。ネットや人伝えにこのデマは一気に広がり、両民族間の感情は悪化した。このデマを信じた同工場の漢族労働者数百人が先月25日夜、ウイグル族労働者の寮に押しかけ、ウイグル族を暴行した。26日未明まで続いた争いで、ウイグル族2人が死亡し、両民族から計118人の負傷者が出た。

中国当局は、性的暴行のデマを捜査し、事実無根であるという結論を下して、先月28日、チュ氏を逮捕したが、時遅かった。ウイグル族が漢族に暴行されて死亡したといううわさが広がって、ウイグル族を刺激し、今やウイグル自治区の分離・独立問題に飛び火した。



will71@donga.com