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双龍車、「破局の道」を突っ走るのか

Posted June. 29, 2009 09:29,   

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二日間に渡って労使間の衝突が繰り広げられた双龍(サンヨン)自動車事態は、工場への進入を試みた役員や従業員らの撤退によって一段落した。労組は工場での占拠ストを続けると明らかにし、生産への支障が長期化することによる破産の懸念が高まっている。

双龍自動車の李裕一(イ・ユイル)や朴永台(パク・ヨンテ)の共同管理人は27日午後10時、平沢(ピョンテク)工場の本館前で記者会見を開き、「我々の力だけではこれ以上、職場を守り切ることができないという判断から、涙ぐみながら工場を離れることを決めた」と明らかにした。会社側は声明書を通じて、「役員や従業員らは、労組による37日間の工場不法占拠により、破産する可能性が高まり、職場を保護し、生産再開のため素手で工場への進入を試みたのである」と付け加えた。

会社側は同日、「労組の暴力行為によって職員60人あまりが怪我したにもかかわらず、警察は積極的な対応どころか、夜間に兵力を撤退させ、職員らを危険の中に放置した」とし、「警察は民主労総・金属連盟主導の集会に参加した大勢の人が、無断で工場に進入することすら阻止することができず、これ以上素手で工場を守りきるのは難しい現状に置かれている」と警察を批判した。

これと関連して、共同管理人は、「ストが続けば破産は避けられず、4000人あまりの職員は職場を失うことになるだろう」と語った。会社側はこれ以上工場への進入は試みないと明らかにした。双龍車の一人の役員は、「会社の方ではできる限りのことを尽くした」とし、「もはや双龍車の破産は労組の選択にかかっている」と語った。

再び労組による工場占拠の状態が続いている双龍車の平沢工場は28日、二日間に渡る激しい衝突のため、修羅場となった。

いたるところに壊れたテントやドラム缶、消火器が散らばっており、燃えたタイヤのにおいが漂っていた。組合員らは工場内外の施設物を確認するなど、再び、「玉砕スト」の準備をしている。

双龍車労組は同日午前、平沢工場の正門前で記者会見を開き、「会社側による工場への進入は、労組破壊のために徹底的に企んだ企画だ」とし、「労組に対する破壊行為は中止されたものの、今後の攻撃行為に備えて、市民社会団体と共に闘争する方針だ」と明らかにした。汎国民対策委員会も同日記者会見を開き、労使衝突と関連して、「双龍車の法定管理人に対して警備委託業法違反などの容疑で警察に告発した」と明らかにした。

京畿道(キョンギド)消防災害本部によると、26日から二日間行われた労組衝突の過程で、80人あまりが大小の怪我を負った。また警察は、立ち退き拒否や不法占拠、公務執行妨害などの容疑で、現場で労組員7人など20人あまりを逮捕して取調べを行っている。平沢警察署は、「これ以上の労組同士の衝突は起きないものと思われ27日午後、機動隊を撤退させた」とし、「今後衝突が予想されれば、機動隊を配置し、暴力沙汰を阻止するつもりだ」と明らかにした。



woogija@donga.com starsky@donga.com