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歩行者の左側通行、「右側通行」に下半期にも法改正

歩行者の左側通行、「右側通行」に下半期にも法改正

Posted April. 30, 2009 07:09,   

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早ければ今年下半期から88年間維持してきた歩行者左側通行の原則が、右側通行へと変更される。

警察庁と国土海洋部(国土部)は29日、従来の左側通行の歩行文化を右側通行へと変更することを柱とした「交通運営体系の先進化策」を、大統領直属・国家競争力強化委員会に報告した。改善案によると、歩行者は歩行の便宜や心理的安定、国際慣行などを考慮し、右側通行とする。車と歩行者が通行する場合、車両と向かい合って通行する「対面通行」方式へと変更する。歩道と車道が分けられていない道路では、車と向かい合って通行し、車道と歩道が分けられている道路の歩道は、車道に近い歩行者が車両と向かい合って通行できるよう、右側通行へと変更する。

国土部は、歩行文化が右側通行へと変われば、交通事故による死亡者は年間70人余り、負傷者は年間1700人ほど減少し、人的・心理的な被害費用も約1400億ウォン減少するものと試算した。警察庁は、公聴会や討論会などを経た後、今年下半期中に「右側通行」へと変更する内容の道路交通法の改正案を、国会に提出する予定だ。

これまで、左側通行は体の特性や交通安全、国際的な慣例にも適していないという指摘が、地道に提起されてきた。これを受け、警察庁と国土部は07年9月から、学界や市民団体などと共に、改善策について研究してきた。



sys1201@donga.com