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盧前大統領の親戚、広範な人事請託の疑い

盧前大統領の親戚、広範な人事請託の疑い

Posted April. 28, 2009 08:20,   

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鄭相文(チョン・サンムン)元大統領府総務秘書官が盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の実兄の盧建平(ノ・ゴンピョン=収賄の罪で拘束起訴)被告の親戚を金融会社の幹部に就職させたという法廷での証言が出た。

数日前は盧被告が泰光(テグァン)実業会長の朴淵次(パク・ヨンチャ=贈賄の罪で拘束起訴)被告の親戚である金井復(キム・ジョンボク)元国家報勳処長を国税庁長に推薦してほしいと、盧大統領に頼んだ事実が公開されるなど、盧政権下で「盧武鉉ファミリー」によって様々な人事請託が広範囲に行われていた疑惑が強まっている。

27日、ソウル中央地方裁判所刑事合議22部(李圭鎮・部長判事)の審理で行われた盧被告に対する公判で、検察は、証人として出廷した盧被告の親戚、ヨン某氏に05〜06年、Yキャピタルの監査役として勤めるようになった経緯を聞いた。ヨン氏は、「Yキャピタルの方から先に連絡が来て、働くようになったが、鄭元秘書官が取り持ったことを後で知った」と答えた。ヨン氏は、朴被告から500万ドルを送金してもらった盧元大統領の姪婿のヨン・チョルホ氏の父親だ。

盧被告の親戚のヨン氏には、05〜06年、盧容疑者側から農協による世宗(セジョン)証券の買収計画を先に聞いて、世宗証券の株式を大量で買い入れた疑いが持たれている。

これに対してヨン氏は、「宴席で友人から世宗証券の買収合併(M&A)説を聞いて投資しただけ」と答えた。息子と嫁に世宗証券を買うように薦めたが、「親子の間で金銭取引の話はしないので、息子夫婦がどんなお金で株式を購入したかは知らない」と陳述した。

検察は、ヨン氏が当時、世宗証券の株式約21万株を買って、約5億ウォンの差益を残して売ったほか、妻の盧某氏も9億ウォン分の株を買った後、1ヵ月後に約4200万ウォンの利得を上げたと明らかにした。同日の裁判にはヨン・チョルホ氏夫婦が傍聴したが、取材陣の質問には一切答えなかった。



bell@donga.com