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「中国共産党の指導で、チベットは繁栄を享受」

「中国共産党の指導で、チベットは繁栄を享受」

Posted March. 30, 2009 09:27,   

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中国は、チベット亡命政府を率いているダライ・ラマに立ち向かうため、中国政府が「承認した」第11代の「パンチェン・ラマ」であるギアルチェン・ノブル(19、写真)を本格的な活用し始めた。

パンチェン・ラマは28日、江蘇省無錫市で開かれた第2回世界仏教フォーラムの開会式に出席し、6分間「流暢な英語」で中国政府によるチベット統治が遂げた成果について演説を行った。同氏は、「中国共産党の指導の下、チベットは現在の繁栄を享受しており、よりよい未来を持つことになった」と讃えた。これはダライ・ラマが11日、「中国の統治下に置かれているチベットは地獄だ」と語ったのとは対照的な発言である。パンチェン・ラマは06年4月、浙江省杭州で開かれた第1回世界仏教フォーラムでは、チベット語で演説した。

香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙は、「英語で演説を行ったのは中国への忠誠を世界に示すためのものと見られる」と伝えた。28日の行事には47ヵ国から1700人あまりの高僧が出席した。大衆の前にはなかなか姿を現さないパンチェン・ラマは15日は、共産党の機関紙、人民日報に、「中国共産党のおかげでチベットが解放された」という文を投稿した。また11日は、北京で開かれている「チベット民主改革50周年を記念する大規模な展覧会」に出席した。

中国は今年初めて、「チベット蜂起50周年」の日である28日を、「農奴の解放の日」と指定した。チベット亡命政府は、「農奴の開放日の指定は、意図的な挑発だ」と批判した。パンチェン・ラマは、チベットではダライ・ラマに次いで2番目の精神的指導者である。



bonhong@donga.com