Go to contents

ネット論客「ミネルバ」逮捕 30歳の短大卒・無職の男だった

ネット論客「ミネルバ」逮捕 30歳の短大卒・無職の男だった

Posted January. 09, 2009 07:27,   

한국어

インターネットで「顔なし経済大統領」と呼ばれていたインターネット経済論客「ミネルバ」が逮捕された。

ソウル中央地検の麻薬組織犯罪捜査部(金朱洗部長)は8日、インターネットポータルサイト、ダウムの討論掲示板「アゴラ」で、「ミネルバ」というハンドルネームで書き込みをしていた朴某容疑者(30)を7日緊急逮捕し、取り調べを行っていることを明らかにした。

検察の関係者は、「朴容疑者が今まで『ミネルバ』というハンドルネームで、インターネットに掲載した100件余りの書き込みを全部自分が書いたと供述し、事実であるかどうか確認している」と説明した。

検察は、朴容疑者に対する取調べが終わり次第、インターネットによる虚偽事実を流布した容疑(電気通信事業法違反)で拘束令状を請求する方針だ。

朴容疑者は、以前にインターネットに「証券会社に勤務したことがあり、海外滞在経験もある」と書き込んでいたが、実際は短期大卒で無職だった。また、経済学に関する知識も、書籍から独力で学んだという。

「ミネルバ」は昨年12月29日、「対政府緊急公文発送—第1報」という書き込みをアゴラに掲載し、「今日午後2時30分以後、主要7金融機関および輸出入関連の主要企業にドル買収を禁じることを緊急公文で伝送した」と主張するなど、インターネットによる虚偽事実を流布した疑いが持たれている。

この書き込みに対し、企画財政部は直ちに事実無根だとして報道資料を配布している。

「ミネルバ」は、昨年11月末金大中(キム・デジュン)前大統領を非難した金泳三(キム・ヨンサム)前大統領に対し、辛らつな批判の書き込みを掲載した。

これまで「ミネルバ」は、50歳代前半の男と知られており、検察は一人ではなく、複数の人が「ミネルバ」というハンドルネームで、集団書き込みを掲載したといううわさに対しても真偽を確認している。



dawn@donga.com