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[社説]韓中日首脳、北東アジアの相生と共栄の新モデルを示してほしい

[社説]韓中日首脳、北東アジアの相生と共栄の新モデルを示してほしい

Posted December. 13, 2008 03:05,   

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北東アジア3国、すなわち韓国と中国、日本の首脳同士のみが膝を交える韓中日の首脳会議が今日、日本の福岡で開かれる。不幸だった過去史によっていまだに深く残っている不信を払い、相生と共栄の新時代を切り開くことができるかどうか注目される。これまで、韓中日の首脳はASEAN(東南アジア諸国連合)との会合で一緒に会ったことはあるが、3国のみの首脳会議を行うのは今回が初めてのことである。

環境は整っている。今年で韓中は国交正常化16周年、中日は36周年を迎えた。これまで、政治や経済、文化の全ての面において蓄積されてきた相互理解と友情、交易と交流をもとに、平和と反映の新たな軸を作らなければならない。

この半世紀の間、3国のプレジェンスは驚くほど急成長を遂げた。日本と中国は先進8ヶ国(G8)のメンバー国であり、韓国は世界13位の経済大国である。外貨保有高のみ見ても、中国と日本は世界1、2位であり、韓国は6位につけられている。3国が手を取り合えば、経済危機の克服のような共通の懸案の解決に大きな動力となるのはもとより、国際舞台でも発言権と影響力を強化することができる。一昨日合意が成立した3国間の通貨スワプの拡大のような具体的な協力事例が引き続き蓄積されなければならない。

今回の会談で、韓中日の首脳は、パートナーシップの関係を目標に、協力方策を議論する計画だという。グローバル化が進み、二国間の関係では解決できない国際的な話題が次第に増えつつある状況での正しい方向付けである。韓中日の間だけでも、黄砂から食品衛生までのような共通の課題が山積している。北朝鮮の核問題の解決のためにも、韓中日の協力は欠かせない。

北東アジアはこれまで、欧州統合を羨ましい目で眺めてきた。英国やフランス、ドイツは数多く戦争をやってきたが、手を取り合って欧州統合を主導してきた。韓中日も北東アジアはもとより、アジアの団結と対立の解消のため、これら欧州3国のような役割を果たすことのできる潜在力をもっている。そのカギは韓中日がどれだけ信頼性のある相生・共栄のモデルを作り出すかにかかっている。

李明博(イ・ミョンバク)大統領や温家宝中国首相、麻生太郎日本首相は3国国民に、疑心や対立で塗られた過去を乗り越え、真心と誠意を尽くす協力パートナーとなれることを示してほしい。