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財政部長官と金融委員長、国会に「呼ばれっ放し」

財政部長官と金融委員長、国会に「呼ばれっ放し」

Posted December. 04, 2008 09:06,   

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姜萬洙(カン・マンス)企画財政部長官が、金融危機に陥った9月以後、期間の半分を国会に出席していたことが分かった。全光宇(チョン・グァンウ)金融委員長も同期間で、15日国会に出席した。

3日、国会常任委員会によると、9月1日から予算総合対策の質疑が終了した11月21日まで、姜長官は58日の業務日のうち、26日を国会に出席した。同期間は米リーマン・ブラザーズ破綻などにより、米国発金融危機が本格化した時点で、政府は韓国内銀行の外貨借り入れに対する支払い保証案の処理や、米国との通貨スワップなど対策作りに慌しい時期だった。

姜長官は、追加補正予算や今年度予算の決算及び来年度予算の審査、常任委員会での懸案質疑、国政監査、対政府質疑など、通常国会の日程に合わせて出席したのはもちろん、先月13日は「憲法裁判所接触発言に対する真相調査委員会」にも出席した。

姜長官は先月7日、国会での対政府質問に応じるため、ブラジル・サンパウロで開かれた主要20ヵ国(G20)財務長官会議にも出席できなかった。当時、姜長官は国会に了承を求めたものの、受け入れられなかった。

金融危機の主務省庁である金融委員会の全光宇委員長も、常任委員会の全体会議と本会議に呼ばれっ放しだった。10月28日には、企画財政委員会で、「韓国内銀行の海外借り入れに対する政府の支払い保証同意案」処理をめぐり、与野党が厳しく対立したため、姜長官と全委員長をはじめ、両省庁の高官50人余りが国会で6時間も待たされた。

姜長官と全委員長は通常、常任委員会と予算決算特別委員会で質疑がある時は、午前10時から夜遅くまで国会で議員らの質問攻めを受けた。午前と午後、別の常任委員会と特別委員会に出席したのも6日あった。

特に、姜長官と全委員長が国会に出席するたびに、両省庁の室・局長らと課長約30人が同行したため、省庁の業務が空白状態になった。

本紙が国会会議録を分析した結果、議員の質疑のうち相当部分は、政治攻防の性格を帯びていた。野党議員が政府の為替政策に対して、姜長官を責め立てる質疑を50回以上繰り返したこともあった。

財政部のある関係者は、「国会が行政部を監視するのは良いが、国の危機的な状況で公務員が国会で無駄な時間を過ごすのは、大変な国力の浪費だ」と述べた。



sunshade@donga.com