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閉ざされた「開城への道」 きのう、南北往来列車が最後の運行

閉ざされた「開城への道」 きのう、南北往来列車が最後の運行

Posted November. 29, 2008 04:09,   

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北朝鮮軍部が、開城(ケソン)と金剛山(クムガンサン)に行く陸路を来月から厳しく制限・遮断することにより、28日に開城観光と京義(キョンウィ)線鉄道の運行が中断され、経済協力協議事務所(経協事務所)が閉鎖された。

昨年12月5日に始まった開城観光は28日、210人の観光を最後に、無期限中止になった。同日までに、計11万1770人が開城を観光した。

最後の観光客たちは、午前9時に都羅山(トランサン)南北出入国事務所を通じて開城に向かい、午後5時に戻ったと、現代峨山(ヒョンデ・アサン)が明らかにした。

現代峨山は同日、開城観光を案内する観光ガイドとバスの運転手を撤収させ、開城では常駐職員4人のうち1人だけを残して、3人を撤収させた。

昨年12月11日に初運行した汶山(ムンサン)〜ボンドン京義線鉄道の運行も、222回目の運行を最後に無期限中止になった。

鉄道は同日午前9時30分ごろ、機関車両1両(機関士が搭乗)と次長が搭乗した1両だけで、貨物なしに都羅山駅を出発し、午後2時30分ごろ戻ってきた。

経協事務所で働く民間人職員9人も、大半が同日撤収した。同日始まった開城工業団地管理委員会および入居業者関係者の撤収は、30日に終了する。

北朝鮮は当初、開城工団管理委員会関係者の50%の撤収を求めたが、滞在証所持者53人のうち16人だけが撤収し、37人は残ったと、統一部は明らかにした。

統一部の金浩年(キム・ホニョン)報道官は、「これまで北朝鮮が滞在証を発給した開城工団関係者は4168人で、1500〜1700人は来月以降も常駐できるという通知を受けた」と明らかにした。

いっぽう、同日1日で、韓国側人員約1200人が、東海(トンヘ)線陸路を通じて韓国に戻った。彼らのうち、北朝鮮側に常駐滞在の資格を得た一部は週末を過ごした後、月曜日(1日)に再び北朝鮮入りする予定だ。



kyle@donga.com abc@donga.com