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地方の売れ残りマンション、向こう5年間譲渡税を免除 政府与党が推進へ

地方の売れ残りマンション、向こう5年間譲渡税を免除 政府与党が推進へ

Posted November. 28, 2008 03:00,   

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2009年の1年間、地方の売れ残りマンションを購入すると、5年間発生する売買差益に対して、譲渡所得税を全額免除する案が推進される。

また、家を数軒持っている人でも譲渡税が免除になり、地方は事実上、多住宅者に対する重課税制度から部分的に除外されることになる。

27日、国土海洋部(国土部)とハンナラ党によると、26日に国会で開かれた政府与党間の実務者協議で、国土部は党に同様の案を報告した。

国土部の関係者は、「マンションの大きさ(坪型)や価格と関係なく、地方の売れ残り物件を購入すれば、向こう5年間発生する売買差益に対して譲渡税を課さない案を推進することにした」とし、「省庁間協議を経て、来月に細部方策を打ち出す予定だ」と明らかにした。

今回の方針は、政府の各種対策にも関わらず、売れ残りマンション問題でなかなか改善の兆しが見えてこない上、建設業界の不良資産の拡大が金融部門にまで飛び火する可能性が高まっていることを受けての措置だ。

例えば、来年、3億ウォンの売れ残りマンションを買って、5年後に4億ウォンになった場合、1億ウォンに対する譲渡税は免除される。

このマンションが7年後、5億ウォンになった時に売る場合は、価格上昇分2億ウォンから5年間の売買差益1億ウォンを差し引いた1億ウォンに対してのみ譲渡税が課される。

この案は多住宅者にも適用されるため、施行されれば、地方の売れ残りマンションに対しては、結果的に譲渡税重課制度(2住宅者50%、3住宅以上の保有者60%)は事実上廃止となる。

8月末現在、全国の売れ残りマンションは15万7921戸で、この中で86%の13万4902戸が地方に集中している。

政府は通常国会でこのような内容を盛り込んだ所得税法改正案を追加で提出し、本会議で成立すれば、早速施行する方針だ。譲渡税減免の対象は、制度導入後1年以内に購入するマンションに限られるが、来年に施行される公算が高い。

しかし、野党が反対しており、国会での法案成立までは曲折が予想される。また、地方の住宅は価格上昇の可能性が高くないため、需要の拡大を誘導するには限界があるという分析もある。



legman@donga.com ditto@donga.com