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オバマ次期政権、超大型景気対策の早期実施を明言

オバマ次期政権、超大型景気対策の早期実施を明言

Posted November. 26, 2008 03:10,   

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米次期政府の経済チームの人選を終えたバラク・オバマ次期大統領は、超大型景気対策の早期実施を約束し、経済危機の克服のために全力を傾けている。

民主党も来年1月20日の大統領就任式の直後に景気対策が実施できるよう、今週中に7000億ドル規模の景気浮揚策を盛り込んだ法案をまとめ、来年初頭に開かれる新議会で処理することにした。

▲超大型の景気対策の予告〓オバマ次期大統領は24日、シカゴで当選後2度目の記者会見を開き、「米経済は今、悪循環の罠に陥っている」とした上で、「経済危機の解決のために1分たりとも無駄に過ごす時間がない」と強調した。

また、景気対策の規模について、「経済に電気ショックを与えるくらい、非常に大型で、コストも多くかかるだろう」と明らかにした。

米紙ニューヨーク・タイムズは、オバマ次期大統領の中核参謀らが、すでにブッシュ政府側とシティグループの救済計画をはじめとした危機への対応策を巡って、緊密な協議を行っていると伝えた。

また、財務省と連邦準備銀行は25日、自動車ローンや学資金など、消費者の貸付市場の活性化のためのプログラムを発表する予定だ。財務省が7000億ドルの金融救済案から100億〜200億ドルを元金として拠出し、連邦準備銀行はその資金の20倍まで貸し出す計画だ。

▲「市場寄り」経済チームを確定〓オバマ次期大統領は同日、財務長官にガイトナー・ニューヨーク連邦準備銀行総裁、大統領直属国家経済委員会(NEC)委員長にサマーズ元財務長官が内定したと明らかにした。

二人は「ルービン師団」とも呼ばれている。

1999年のビル・クリントン政府時代、ルービン財務長官は自分の後任としてサマーズ氏を推薦し、ガイトナー氏も同様にルービン氏の下で財務省の業務を覚えた。ルービン氏の経済路線は財政収支のバランスと規制緩和、自由貿易などを強調し、共和党の経済論理とも通じる一面がある。

オバマ次期大統領はまた、「経済教師」ともいわれる大統領経済諮問委員会(CEA)議長にクリスティーナ・ローマー(49)カリフォルニア大学バークレー校経済学部教授を指名した。ローマー教授は大恐慌を研究した学者である。

ホワイトハウス政策委員会委員長には黒人女性のメロディー・バーンズ元米進歩センター(CAP)の政策チーム長が指名された。

このような経済チームの顔ぶれについてワシントンポスト紙は、「市場寄りの経済チーム」と評した。ニューヨークタイムズは、サマーズ元長官は金融派生商品市場の無差別的な成長を放置したとして、二人の経済運用方式は、オバマ次期大統領が選挙の際に掲げた規制強化と財政支出の拡大、公正貿易政策と矛盾しかねないと論じた。



sechepa@donga.com triplets@donga.com