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コンテナ取扱量10〜15%減少、空コンテナが積まれる

コンテナ取扱量10〜15%減少、空コンテナが積まれる

Posted November. 13, 2008 09:28,   

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同日、戡蛮(カムマン)ハチソン埠頭に入港したフランス船舶会社CMA所属、3万8000トン級のHS−BACH号は、普段の取扱量500〜600個より一段と少ない54個を下し、500個を積み込んで離れた。戡蛮埠頭の先月のコンテナ取扱量は17万個で、月平均より2万個減少した。

神仙台(シンソンデ)ターミナルのチョン・チャンソプ課長(48)は、「一日平均20フィートコンテナ6500個あまりを取り扱ってきたが、今月に入ってからは取扱量が10〜15%減った」と述べ、「世界的な経済危機を肌で感じている」と話した。

釜山(ブサン)港全体の先月のコンテナ取扱実績は112万7420個で、前年同月比4.6%増となった。しかし、釜山港湾公社は、景気低迷の本格化による輸出の減速で、11月には前年同月比伸び率が0%、12月にはマイナスになるものと見ている。

輸送量の減少で、空コンテナが積まれており、釜山港埠頭の貨物装置率(港湾に積まれているコンテナの比率)は、普段の平均値である70%よりさらに高い80〜90%に上る。

引き取り資金がなかったり、輸入会社がすでに倒産していたりするなど、さまざまな理由で引き取れずにいる輸入貨物も急増している。12日、釜山慶南(キョンナム)本部税関によると、10月末まで、輸入貨物の滞貨は671件、4万1419トンで、昨年末(419件、1万9205トン)より件数では50%、重量では100%以上増加した。

仁川(インチョン)港や光陽(クァンヤン)港も事情は似ている。47の船着場がある仁川港は同日、18隻の貨物船が接岸したのみで、残りの船着場は全て空いていた。先月、仁川港でのコンテナ取扱量は14万個で、前年同月より1万個あまり減少した。

世界的な景気低迷の影響で、韓国内の海運業や造船業も打撃を受けている。

原材料や穀物を運ぶバルク船の現状を表すバルク運賃指数(BDI)は、今年5月20日の1万1793から10月末には1000を割り込み、今月11日には818へと下がった。ピークだった5月下旬を100とした場合、6.9%へと暴落したことになる。海運業界関係者らは、最近の海運業況を「パニック状態」と見ている。

海運業が萎縮し、韓国の造船産業にも悪影響を及ぼしている。

韓国内大手造船会社の受注実績は、10月に入り激減している。受注残高基準で世界トップ10位以内の韓国内8社のうち、三星(サムスン)重工業や現代尾浦(ヒョンデミポ)造船、STX造船、ソンドン造船海洋の4社のみが、10月船舶受注したのみで、残りは実績が「0」である。8社全体の10月実績を9月と比べると、受注量は約50%、受注額は75%減少した。



silent@donga.com kchwang@donga.com