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中道か進歩か

Posted November. 07, 2008 05:23,   

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「私は、進歩主義者であることを誇りに思う。しかし、はっきりと言うが、新大統領は、左右の一方ではなく中道の位置に立たなければならない」(ナンシー・ペロシ下院議長)

米国の歴史の新しいページを開いたバラク・オバマ次期大統領が、向こう4年間、米国号をどの方向に導くのか注目される中、5日、ペロシ下院議長を筆頭に民主党内で、「次期政府は、中道主義路線を進まなければならない」という声が出た。

オバマ氏の最大の政治的後援者の一人であり、議会内の代表的なリベラル政治家であるペロシ議長は、記者会見で、「政策は持続可能で、超党派的な支持を受けなければならない」として、次期政府が中道路線を歩むことを求めた。

オバマ氏も5日午前0時、シカゴのグラント・パークでの勝利演説で、共和党を称え、統合を強調した。オバマ氏は、「我が国の政治を長きにわたって害してきた党派主義と度量の狭さに屈してしまわぬよう抵抗しよう。共和党は、自立と個人の自由、国の団結という価値観に基づいてできた党であり、これらの価値観は我々も共有している」と強調した。

しかし、進歩陣営内では、「今回の選挙で、私たちは圧倒的な委任を受けた。進歩陣営のアジェンダを敢然に推し進めなければならない」(ロバート・ボロサージ「米国の未来のためのキャンペーン」共同議長、5日の記者会見での発言)という主張も出ている。

このように、次期政府の理念志向をめぐり論争が熱い中、オバマ氏は5日、政権移行チームを公式に発足させた。

首席補佐官には、イリノイ州出身でペロシ議長の側近であるラム・エマニュエル下院議員が事実上内定した。

また、政権引き継ぎ作業を担う政権引き継ぎ委員会議長は、ジョゼフ・バイデン副大統領当選者の長年の友人であるマーク・ギテンスティンとテッド・カウフマンが共同で務めると、ワシントンポストが報じた。

引き継ぎ委員会には、キャロル・ブラウナー元環境保護庁長、オバマ氏の友人のウィリアム・デーリー元商務長官、クリストファー・エドレイ・バークレー大学法学部学長、スーザン・ライス元国務省次官補らが参加すると、同紙は伝えた。

オバマ氏は、早ければ6日に、経済危機打開を指揮する次期財務長官を発表する予定だが、候補には、ティモシー・ガイトナー・ニューヨーク連邦準備銀行総裁やローレンス・サマーズ元財務長官、ポール・ボルカーの元連邦準備制度理事会(FRB)議長らの名前が挙がっていると、AP通信が伝えた。



sechepa@donga.com triplets@donga.com