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「子ども会館運営権」をめぐりまた衝突

Posted October. 25, 2008 08:38,   

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ソウル広津区陵洞(クァンジング・ヌンドン)の子ども会館の運営権をめぐり、利害関係者たちが再び衝突した。

育英財団の前事務局長の金某氏(65)ら「育英財団子ども会館非常対策本部」所属の26人は、ガードマン約30人とともに、24日午前7時30分、子ども会館を突然占拠した。

彼らは、会館の正面入り口から入ろうとした育英財団の現運営室長オ某氏(55)ら事務局職員の出入りを統制し、このため軽い衝突があった。

子ども会館を占拠した非常対策本部側は、「オ氏らは、今年1月に裁判所から『子ども会館の出入りおよび業務妨害禁止仮処分決定』を受けたにもかかわらず、不法占拠を続けている。無断出入り者の統制を通じて、業務の正常化を図る」と主張した。

いっぽう、オ氏側は、「前事務局長の金氏こそ、現在の子ども会館に何の権利もない」と述べ、相反する主張をしている。

警察は1個中隊を子ども会館周辺に配置し、万一の事態に備えた。

朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の夫人・陸英修(ユク・ヨンス)女史が、子ども福祉事業のために69年に設立した育英財団は、朴元大統領の次女の朴グンリョン氏が育英財団の理事長を退いた後、金氏をはじめとする朴氏の側近とオ氏ら現事務局職員の間で、運営権などをめぐって争いが続いている。

朴氏は04年、未承認の賃貸収益事業など、設立趣旨に合わない財団運営をしているという理由で、教育庁から理事長の承認を取り消された。朴氏は訴訟を起こしたが、今年5月、最高裁判所で敗訴した。



niceshin@donga.com