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健康保険公団保有の個人情報、150万件が流出

健康保険公団保有の個人情報、150万件が流出

Posted October. 20, 2008 08:44,   

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国民健康保険(健保)公団が外部の調査機関にアンケート調査を委託する際、情報流出に対する何ら対策も講じないまま、数百万件に上る加入者の個人情報を渡していることが明らかにした。

健保公団が19日、国会保健福祉家族委所属の柳一鎬(ユ・イルホ)ハンナラ党議員に提出した資料によると、公団傘下の健康保険研究院は、06〜07年患者本人負担金の実態調査などを遂行するため、外部の調査機関に約20回にわたって加入者個人情報を提供した。

研究院は個人情報を提供する際、暗証番号、使用期間の制限など情報に対する暗号化処理を行わず、個人情報がコピーの危険に露出された状態で渡されたことが分かった。

また、「電子メール容量の不足」などを理由にポータブルなデータ保存装置のUSBに情報を保存して人づてに渡したり、ポータルサイトの電子メールで伝送したケースも14回に上った。

このような事実は、公団の内部監査を通じて明るみになった。公団側は、流出された個人情報の件数が約150万件に達すると推定しているが、情報提供の関連記録が全く残っていないため、実際の流出件数はこれを上回る可能性もある。

公団は研究または調査の目的で大量の個人情報を外部に提供する場合、個人情報提供審議委員会の審議を経るように規定しているが、研究院が審議の手続きを経たのはわずか4回に止まっていることが分かった。



sys1201@donga.com