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エコ野菜と肉の給食5ヵ月でアトピーが7%減少

エコ野菜と肉の給食5ヵ月でアトピーが7%減少

Posted October. 17, 2008 03:23,   

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国内初のエコ給食と専門家教育を通じてアトピーのない学校作りに取り組んだ小学校の、アトピー臨床結果が出た。

ソウル加陽(カヤン)小学校は16日、5ヵ月間、全校生を対象に無農薬野菜と無抗生剤の肉類などでつくられた給食を出した結果、アトピー患者が7%減少したと発表した。

加陽小学校では、エコ野菜や肉でつくる給食に変更する前の今年の3月までは、全校生の879人のうち178人(20.5%)がアトピー皮膚炎を患っていた。

しかし、エコ給食を実施して5ヵ月が経った7月、全校生を対象に血液検査やアトピー皮膚炎を調査した結果、アトピー患者は117人(13.5%)となり、7%減少していた。

同校の栄養師のソン・ジョンリム氏は、「エコ給食で食品添加剤が入るのを最小限に止めたことと、生徒と親を対象にアトピー予防に対する教育を実施したのが大きく影響したようだ」と述べ、「手と足の皮膚が割れるなど、アトピーが激しかった生徒の相当数にアトピー症状が無くなった」と話した。

加陽小学校はこのような結果をまとめた報告書を、先日ソウル市教育庁とソウル市に提出した。

そのいっぽう、今回の臨床実験で加陽小学校と環境が似ており、実験対照校に選ばれていたA小学校では、一般給食を継続した結果、アトピー患者の数には変化がなかった。

3月の調査当時、全校生335人のうち67人(20.0%)がアトピー症状を見せていたA小学校は、7月、アトピー患者のうち40人を対象に標本調査を実施した結果、アトピー皮膚炎に変化はなかった。

アトピー性皮膚炎と食べ物の関連性を実際の現場で臨床実験を通じて明らかにしたのは、国内では初めてのことだ。

今回の臨床実験に参加したソウル・アレルギークリニック代表院長のノ・ゴンウン氏は、「これまでアトピー性皮膚炎と食品の化学添加物の関連性をめぐる議論が大きかった。今回の臨床実験を通じて食品の化学添加物がアトピー皮膚炎と有意な関係にあることが分かった」と説明した。

アトピーは最近、子どもたちの間で急増している疾患で、特にアトピー性皮膚炎は小学生の場合、1995年の16.3%から06年度には29.5%へと2倍近く増えていた。



likeday@donga.com