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株価暴落、「憤った個人投資家」の抗議殺到

株価暴落、「憤った個人投資家」の抗議殺到

Posted October. 11, 2008 06:08,   

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株価とウォン相場の暴落で金融市場は混乱に落ちてから、金融機関に資金を預けている投資家や融資客からの抗議が殺到している。一部の顧客は被害者会まで作り、集団訴訟などの集団での対応も辞さない構えだ。

市中の金融機関の職員らもパニック状態に陥っている。株価暴落に悩んだ証券会社職員の自殺事件まで起きた。

10日、ソウル中区(チュング)のウリィ銀行本店には午前10時から、同銀行の派生商品「ウリィ・パワー・インコム」に投資した50人あまりの客が集まって抗議集会を開いた。彼らは、「パワー・インコム加入者に、最初の約束どおり元金を保証せよ。ファンドを定期預金のようにだまして販売したウリィ銀行は、その事実を認め、問題をただちに解決すべきだ」と主張した。

銀行側が「元金の損失可能性は0.02%と極めて低い」とPRして、損失の危険性を十分説明しなかったという。同商品は8月末基準での累積収益率がマイナス81.45%を記録した。

投資家のソン・ジョンファ氏(40)は、「入居資金をはたいて投資したのに、元金の20%しか残っておらず、家計が破綻寸前だ。名前すら覚えづらいファンドをあたかも預金でもあるかのように保証するといっておいて、いまさら知らん顔をするなんて、話にならない」と声を荒げた。彼らはインターネットで被害者のコミュニティを作って、訴訟などを準備している。

円貨融資者会の会員30人余りも同日午後2時、ソウル韓国銀行の本店を訪ね、「政府や都市銀行が円での融資を勧めて来た」として、ウォン安による融資の満期延長を要求した。

抱川(ポチョン)にある繊維会社の管理部長を務める李某氏(58)は、06年4月、円の利子率が安いという銀行職員の勧誘で、47億ウォン程度の融資を受けたが、当時100円=825ウォンだった円に対するウォン相場が1300ウォン台まで下落し、倒産の危機に追い込まれている」と泣きべそをかいた。

株価暴落で投資家らの損失が膨らむと、証券会社の営業職員が良心の呵責に耐え切れず、自殺した。ソウル冠岳(クァンアク)警察署は、K証券・瑞草(ソチョ)支店職員のユ某氏(32)が午後8時25分ごろ、冠岳区新林洞(シンリムドン)のソウル大学周辺のモーテルで、客室のドアに首吊りをして死んだ状態で発見されたと明らかにした。

ユ氏の父親は、「証券会社の投資商品を販売していた息子は最近、株価急落で顧客からの抗議に苦しまれて、心理的にプレッシャーを感じていた。顧客の資金で投資したが損を出し、1500万ウォンの借金ができたと言われて、(その客に)先日750万ウォンを送っていた」と話した。

ユ氏の自殺が伝わると、職員らは「来るべきことがきた」という雰囲気だ。証券会社職員の李某氏(36)は、「同僚たちも最近、口癖のように『死にたい気持ちだ』と言っている。元金の50〜70%まで損失が出た顧客は数え切れないほどだ。息苦しいばかりだ。自殺を選んだ人の気持ちが良く分かる」と話した。



constant25@donga.com neo@donga.com