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黄禹錫氏のヒト胚性幹細胞、豪州で特許登録される模様

黄禹錫氏のヒト胚性幹細胞、豪州で特許登録される模様

Posted September. 22, 2008 08:48,   

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黄禹錫(ファン・ウソク)元ソウル大学教授が04年に米科学雑誌「サイエンス」に発表したヒト胚性幹細胞(1番肝細胞)が豪州の特許庁に登録される可能性が高いことが分かった。

黄元教授の率いるスアム生命工学研究院は21日、「豪州特許庁が5月18日、ヒト胚性幹細胞を巡る特許登録を決定し、6月12日、このような事実をインターネットに公告した後、3ヵ月間異議の申し込みを受け付けてきた」とし、「豪州特許庁の本庁には異議の申し込みが届けられておらず、支庁に異議の申し込みがあったかは23日に正式に確認できる」と明らかにした。

スアム研究院は、「特許庁の支庁に異議の申し込みが寄せられる前例はまれであり、間もなく登録証を受け取ることになりそうだ」とし、「すでに登録費用まで払っている」と加えた。

今回申請した「胚性幹細胞株及びその製造方法」の特許は、現在、特許登録番号(第2004309300号)が発行されている。発明者は黄氏を含めて計19人だが、発明者持分は黄氏が全部を所有している。

スアム研究院では、「特許登録が終われば、ヒト胚性幹細胞を利用した難病の治療や新薬開発で発生する利益を巡る技術料を受け取ることができる」とした上で、「クローン羊のドリーの特許に匹敵するオリジナル技術だ」と主張した。

黄氏チームはヒト胚性幹細胞について、03年12月、韓国など計11ヵ国に国際特許を出願しており、現在豪州の他にカナダ、インド、ロシア、中国の4ヵ国で審査意見を受けて答弁を提出したあと、決定を待っている。

一方、同幹細胞は05年の「論文捏造事件」の際、ソウル大学調査委員会が「クローンではなく処女生殖で偶然作られたものだ」と明らかにしたもので、学界の反応に注目が集まる。



sohyung@donga.com