民主党の丁世均(チョン・セギュン、写真)代表は4日、「9月の経済危機説」について、「根拠のない話だ」と一蹴した。
丁代表は同日午前、国会図書館で開かれた国会議員宗教会合の連合祈祷会の祝辞で、「先週から9月危機説といって、あたかもわが国が通貨危機に再び見舞われかねないという(一部の)マスコミの報道が相次ぎ、国民が不安を覚えている」とした上でこのように述べた。
同氏は、「(国会は)何より国民が少しでも気持ちを楽にできるよう努めるすべきだ」とした上で、「かつてならば、経済危機説や9月危機説のようなものが出回れば、各政派では自分たちに有利に利用することもあったが、民主党は絶対、そのような悪材料を、そして私の見方では根拠のない話を政略的に利用しないつもりだ」と強調した。
同氏は、「ここまで来る途中、どのような態度や姿勢で国民に立ち向かわなければならないかを考えた」と述べ、「少しでも国民を楽にさせる通常国会にするため、(民主党が)積極的にリードする計画だ」とも語った。
さらに丁代表は東亜(トンア)日報記者とのインタビューで、「1997年の通貨危機のような大型の経済危機が起こる可能性はないように見受けられるが、さまざまな経済指標が芳しくないだけに、李明博(イ・ミョンバク)政府は誠意を持って取り組んでほしい」と訴えた。
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