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北朝鮮・ロシア、豆満江国境線を再画定

Posted August. 07, 2008 06:23,   

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北朝鮮とロシアが、豆満江(トゥマンガン)17キロの国境に対する全面的な再画定作業に着手した事実が、一足遅れて明らかになった。

モスクワのある外交筋は6日、「ロシアが、豆満江の国境確認作業を終え、地形変更に伴う新しい国境画定の原則を反映した新たな条約案を検討している」と話した。

ロシア外交部も最近、インターネットのホームページに、「昨年末、ロシアと北朝鮮が、国境に関する新たな条約案を作成するために、両国間の実務者協議会を一定期間開催することで合意した」という文書を掲載している。

北朝鮮とロシアが、国境の再画定と新しい国境条約締結を推進するのは、90年に北朝鮮と旧ソ連間の国境条約の締結以来18年ぶりのことだ。

専門家らは、「90年の国境条約締結の先例によって、両国間の実務者協議会で具体的な国境再画定に関する合意が成立すれば、国境表示についての文書化および条約署名の手続きに入るだろう」とみている。

これに先立ち、北朝鮮とロシアは、00年から03年まで国境共同点検委員会を構成し、90年に豆満江に建てた国境表示の実態と地形変更に対する実体調査を行なった。

実体調査の結果、最近10年間、豆満江の氾濫で水路が大きく変わり、90年に建てた国境表示も、かなりの数が流失していることが明らかになった。ある当局者は、「90年に、川の河床の中間に設定した国境線は、もはや維持できない」と述べている。

沿海州の地元紙ブラットニュ−スは、沿海州政府が、ロシア側の川辺に堤防を築いた04年当時、「80年代に比べて、水路が最大250メートルまで移動した所があった」と伝えた。

今回の国境再画定協議で、ロシア政府は、河床の中間地点という90年の国境画定の原則は維持しつつ、水路変更による国境線の変更を導入する新たな条約案を作成しているという。

このため、90年に設定した両国の国境線は、大きく変更するものとみえる。ブラットニュ−スは、04年当時の水路変更で領有権が変更した領土は、少なくとも30平方キロメートルになると推定している。これは、独島(トクド、日本名・竹島)の面積(0.186平方キロメートル)の160倍を上回る規模だ。



viyonz@donga.com