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従業員の違法行為による経営者の処罰、対象を大幅縮小へ

従業員の違法行為による経営者の処罰、対象を大幅縮小へ

Posted July. 25, 2008 08:53,   

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今後、会社の代表取締役などの経営者が、従業員への管理・監督の責任を果たしたと判断されれば、従業員が違法行為を行っても経営者は刑事処罰を受けなくなる。

また、建築許可の表示板を設置しない場合など、151件の行政法規を違反した際は、懲役刑や罰金刑の代わりに過料を払い、所在地変更申告の遅れなど、企業の軽微な違反行為に対しても、営業停止などの行政制裁を行う前に自主的に是正する機会を与えることになる。

これと共に、72万人あまりの金融債務の不履行者(信用不良者)の延滞利子も段階的に帳消しされる。

政府は24日、大統領府で李明博(イ・ミョンバク)大統領主催で第5回国会競争力強化委員会の全体会議を開き、このような内容の企業負担の緩和や信用回復支援対策をまとめたと、司空壹(サ・ゴンイル)国家競争力強化委員長が明らかにした。

政府まず、企業の経営活動の足かせとなったり、前科者を量産する官僚のご都合主義的な行政刑罰や制裁関連の法令を大幅に修正することにした。

このため、従業員の違法行為についての経営者の処罰規定を見直し、△従業員への監督義務を果たした場合は刑事処罰を免除し、△監督義務をおろそかにしても、懲役刑を免除し、△従業員の業務外の違反行為については、監督義務の如何とは関係なく処罰を受けないようにする計画だ。

さらに政府は、企業の軽い行政違反については、行政刑罰の代わりに過料を払わせるように、関係法令を緩和することにした。

政府はまた、企業などへの過度な営業停止や課徴金の支払いなどで、年間最大6000億ウォンの社会的な費用が発生すると見て、軽微な違反行為についてはこのような行政制裁の代わりに、是正命令などを通じて、企業が先に自主的に見直せるようにした。

これと共に政府は、信用不良者の信用回復の支援のため、△第1段階として、9月まで1000万ウォン以下の延滞者46万人の債券を買い入れ、延滞利子を全額帳消しし、△第2段階として来年、1000万ウォン˜3000万ウォンの延滞者26万人を債務再調整の対象に含めることにした。

金融関連規制も大幅に緩和し、各金融会社では円滑な資金調達ができるように、融資債券を担保とする「カバーボンド(Coverd Bond)」など、さまざまな債券を発行できるようにする方針だ。

政府とハンナラ党はこのような措置のため、9月の通常国会で430あまりの関連法律の制定・改正を通じて推進することにした。

李大統領は同日の会議で、「今後、声は落とすものの、すべきことは必ず実行に移す」としたうえで、「(経済が)厳しいなか、国家競争力を強化するということには微塵の疑いもない」と強調した。また李大統領は「いかなる難関があっても、任期内にすべての規制をグローバルスタンダードに見合うように改善を行うつもりだ」と加えた。



ddr@donga.com