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政府と韓電、電気料金体系の大幅見直しへ

政府と韓電、電気料金体系の大幅見直しへ

Posted May. 31, 2008 03:15,   

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早ければ7月から、住宅向け電気料金の累進体系が現在の6段階から5段階に縮小し、段階別基本料金と電力使用量料金が調整される。

電気料金累進体系の改編により、電力使用量が月200kWh以下の世帯の電気料金は平均790ウォン(10.1%)上がり、これより多く使う世帯の電気料金は平均1610ウォン(5.1%)低くなる。ここで電気料金の引上げ分は勘案していない。

政府と韓国電力(韓電)は7月から、住宅向け電気料金の累進体系を5段階に縮小し、生産原価に及ばない低電力使用世帯に対する電気料金を現実化する内容を盛り込んだ「住宅向け電気料金体系改編案」を設けた。

東亜(トンア)日報が30日に入手した改編案によると、月電力使用量300kWhまで3段階になっている現行の累進体系は、1段階(1〜150kWh)と2段階(151〜300kWh)に縮小される。

また、1段階の基本料金は370ウォンから1000ウォンに、1kWh当たりの料金は55.10ウォンから65ウォンに上がる。2段階の基本料金と1kWh当たりの料金も2500ウォンと130ウォンに、それぞれ引上げられる。

一方、3段階(301〜400kWh)、4段階(401〜500kWh)、5段階(500kWh超過)は、基本料金は引上げるものの、1kWh当たりの料金は現在の水準を維持することにした。

これによって、月電力使用量が100kWhの世帯の電気料金は5880ウォンから7500ウォンに、200kWhの世帯は1万7710ウォンから1万8750ウォンに増えるが、300kWhの世帯は3万5150ウォンから3万1750ウォンに減ることになる。

ただ、これは住宅向け電気料金体系の改編分だけを反映しており、政府が電気料金の引上げ率を決めれば、実際の電気料金はこれより増加するものとみられる。

政府と韓電が住宅向け電気料金体系を改編するのは、国際原油と有煉炭価格の高騰によって電力生産費用が大幅増えたうえ、「底所得層支援」のために導入した現行の累進制が、実際の運営過程でこれといった效果がないと判断したからだ。

韓電の関係者は、「現在、月100kWh以下の電力を使う世帯の84%は、底所得層ではない1人世帯または非住居型世帯だ。底所得層に対しては、電気料金の負担が増えないよう、基本料金を免除するなどの保護装置を設ける」と話した。



changkim@donga.com